イジメ(その2)


高校生の頃・・・
Hにひじょうに興味があった頃のお話

仲のよかった友達同士集まっては、ちょっとHな雑誌片手にワイ談に花を咲かせいた頃があった
「Hってどんなの?」
「男の人のアレって、どのくらいの大きさなの?」
「初体験って、どんなにイタイのかな?」

そんな話をすることもあまりなくなった高2のある日
周りの人たちが私を避けるようになった
「?????」
訳がわからなかったが、「まぁ、そんなこともあるか・・」ぐらいにしか思わなかった

そんなある日、仲のいい友達数人がこんなことを言い出した

「あのね・・・あなた、『ヤリまくってる』って噂がたってるの。だからみんな避けてるみたいよ」

訳わかんね~って思って、無視することにした
すると今度はヤンキーグループに呼び出された

「あんた、えらそ~に自分の体験談をフイてんじゃね~よ!!」
「本当に体験済みなんか怪しいもんだ」
「全部ウソじゃね~の?」

ウソもホントも、私は何もいっていない
そういうと、「やっぱ、ウソつきなんだ!!」
と、口々に言い出した
挙句の果てには
「本当に体験済みかどうか、産婦人科に言って調べてもらうから、来い」
なんていいだす始末

確かに当時私は『体験済み』だったが、誰にも一言も言った事はなかった
しかし、今でこそ産婦人科なんてどうってことナイが、当時の私には怖かった
ビビッた私にまたも罵声を浴びせる彼女達

その日以来、仲のよかった友達も私から離れていった
「ごめん、一緒にいると私たちまで・・・」
その気持ちはよく分かったので、
「いいよ・・・別に・・」
とだけ言った

イジメの中でも、陰湿な「シカト」が始まった
それは高校卒業まで続いた

『ばかばかしい・・・』
たまたま私が行っていた高校は、英語と数学を成績順に3クラスに分けて授業があった
席順だって成績順だ
そいつらを僅かに見返してやるつもりで、私は常にTOPに居続けた
(・・といっても、英語と数学以外は×だったんだけど^^;)

そして学校にいる間は貝になった
その分、学校外でアマチュアバンドを組み、それに打ち込んだ

イジメに対抗するには、何か1つでもいい
自分が打ち込めるものを作ることだと私は思う




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: