フミヤ、韓国から日本へ。。。



フミヤとの韓国での生活は1年2ヶ月。
その間、フミオンマがお盆休みや正月休みで日本に帰る時は友達に預けていた。しかし、その時働いていた職場でちょっと問題があり、一時日本へ帰国することになった。

フミヤをどうするか。。。
日本へ連れて行くか、それとも、韓国の友達にあげるか
フミオンマの決断はあまり時間がかからず、日本へ連れて行くことにした。
なぜなら韓国では犬を食べる習慣があるし、犬の地位が昔の日本のように低いのではないかと思い、韓国に残していくのはかわいそうだと判断したからだ。

注:韓国で犬肉を食べない人もいるし、犬を家族のようにかわいがっている人ももちろんいるが、フミオンマが住んでいたのがなんせ韓国の田舎町だったから、そういう人に出会わなかった。

外国から日本へ(逆の場合も)犬を連れて行く時は、狂犬病の予防接種が不可欠だ。予防接種を受けた病院から証明書をもらい、飛行機会社に「犬を連れて行く」ということをチケットを予約する時に話したと記憶している。あとプラスチックなど固い素材でできたキャリーバッグが必要だった。

わんちゃんの飛行機代を払った覚えはないが、国内線で追加の荷物代3550ウォンを払っていたようだ(取っておいた書類によると…)
国内線でソウルまで行き、ソウルから日本に向かったのだが、ソウルの金浦空港では動物検疫所に行き、書類を書いて提出した。そこで封筒をもらい手続き完了。。。日本へ向かった。

フミオンマが利用した航空会社は大韓航空!
大韓航空では、びっくりすることにわんちゃんを機内にも持ち込んでよかった。普通だと貨物扱いになるそうだ。そんなこと何も調べず、たまたま利用した飛行機がそうだったのだが。。。

日本に着き、検疫所でフミヤを引き渡すことになっていた。フミオンマが利用した空港には空港内に動物検疫所がなく、空港から離れた場所にあった。着いた飛行機が夜遅い便だったので、その日は空港に預けなければならなかった。

業者に頼めば空港から検疫所まで運んでもらえたのだが、フミオンマは自分の手で連れて行きたかったので、次の日自ら運転し、空港から検疫所まで連れて行った。

空港で引き渡された時には、フミヤのプラスチックでできたキャリーバッグからフミヤが出せないように針金などで固定され、移動中はフミヤをキャリーバッグから出せなかった。

動物検疫所に着き、あまりにも古い施設で驚いた。そしてフミヤが係留される場所は、広いのだが薄暗くてまるで監獄のようだった。しかもその時の季節は冬(12月)だったので、コンクリートでできたその場所は底冷えしていた。

こんな所で14日間も係留されるなんて。。。
フミオンマはその時フミヤを日本に連れてきたことを後悔していた。
もう連れて来てしまったんだから。。。と自分に言い聞かせていた。

しかし、その検疫所の係員はとても酷い人だった。
「何で犬を日本に連れてきたの~」という話から始まり、
日本の狂犬病の例が過去40数年出ていないこと、もし連れてきた犬(=フミヤ)が狂犬病にかかっていたら、すぐに殺す…とまで言われた。

面会もできるらしいが「会いに来た時はいいが、帰る時に犬が寂しがるからできれば来ないほうがいい」と言われ、フミヤの精神的なことを考え行くのを諦めた。

でもフミオンマの心の中は係留の14日間
狂犬病にかかっていたら殺される…
という係員の言葉がずっと響いていた。。。

そして引渡しの日。。。その日まで何も連絡がなかったから、朝一番に検疫所に行った。
検疫管理費の45000円と14日間の食事代3000円を支払い、
フミヤは無事日本に入国することができた。


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