2006/03/15
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痩せぎすで、ダミ声、足音がデカイ。

生まれは、車が頻繁に行き交う道路に面した仏壇屋。
ミ~の兄弟の少なくとも2匹は交通事故であの世へ行ったそうだ。

仏壇屋から貰ってきたのは僕の友人で、
そいつが飼えなくなって引き取ることになった。
自分にとっては、言わば押しつけられた猫である。

僕が実家へ舞い戻るとともに、ミ~もこの家へやって来た。
我が家の方針としては「猫は外に出さない」というのがあったのだが

この方針、ミ~にはどうにも我慢がならなかったようだ。

一瞬のスキをうかがって、しょっちゅう脱走していた。

脱走すると半日は戻ってこない。
時々は、他の猫にやられて帰ってくる。
ある時、耳を噛み切られたのか耳の先がギザギザなっていた。
別な時は、お尻にヒドイ傷を負った。

思い出すのが脱走に成功した時のミ~の顔。
これがムチャクチャ悪い顔。
「へっへっへ、捕まえられるもんなら捕まえてみ」
内心、絶対そう思っていたに違いない。確信をもってそう思う。

「こいつ、今まで猫かぶっていたな」(猫だけに)

10数メートル先で振り返り、ミ~は嬉々とした目でコチラを見る。

反対に、帰宅時はかなりの低姿勢。
しこたま怒られることが、よ~く分かっていた。





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Last updated  2006/03/16 01:30:29 AM
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