精神疾患のお勉強

精神疾患に対する現実・偏見・質問等 

<偏見・間違った認識と質問>

< 専門の医師・機関等の答え>

うつ病は、気のせい?
脳という臓器の機能不全 であり「気のせい」「本人のせい」ではない。
うつ病は精神病だから「キチ*イ」?
私自身も現在、こういった偏見で何度もイヤな目に遭っています。
是非、そういった専門のサイトなり書物なりをご覧下さい。
適度な運動、趣味を持つなどといった
健全な生活等を送っていれば
精神疾患の予防に繋がる? 
趣味・スポーツといった一般的に考えられているストレス解消法は直接的予防にはならない。
明るく元気にしていれば治るという考えを 強要するのは危険。
患者に 「頑張れ!」 「元気だせ!」等は、絶対に言ってはならない事。
うつ病等は精神力の弱い人がなるもの?
(気が弱い等)
精神疾患へのなりやすさと、精神的に強い、弱い、などは直接的には関係がない。
病気になった後のほうが性格や精神力などが関係してくる。
うつ病の症状は?
患者の「うつ状態」は多くの人が、朝起きたときに最も強く、その後時間が
経つにつれて薄れていく傾向がありますが、「うつ状態」が治ったわけではないのに
午後になるとよくなったような錯覚をして頑張ってしまい、翌朝またつらくなる。
その繰り返しによって、朝と夕方の格差がどんどん大きくなり、うつ病を悪化させていきます。
うつ病の治療期間は?
適切な治療を早期に行えば、一般的に、6カ月から1年ほどで回復してきます。
治療の基本は、薬物療法と十分な休息をとることです。
はげましは逆効果と聞きましたが?
「頑張りたくても頑張れない」のが患者さんの悩みです。
そのため
「頑張れ!」などという励ましの言葉はよけいに患者さんを追い詰めます。
ただ、温かく見守ってあげることが何よりも励ましになるのです。
患者さんの顔を見るたびに「大丈夫?」「調子悪い?」などと質問しないで下さい。
接し方は?
患者さん自身に決断を迫ることはなるべく避け、「夕飯は○○ね。」などというふうに
日常生活においてなるべくこちらから提案してあげるようにしましょう。
患者さんを気分転換などといって無理やり運動等、外へ連れ出さないでください。
今後の事については?
優柔不断になり決断力に乏しい患者さんに「仕事をどうするのか?」
というような大きな決断を迫るのは患者さんを追い込みます。
患者さんが自分で決断するまでゆっくり待ってあげましょう。
治療の協力をしたいのですが?
うつ病の治療の基本は、薬と休養です。休ませて患者さんの
こころやからだに溜まった疲れをとってあげるようにしましょう。
家庭内・職場では?
まじめで責任感の強いタイプの患者さんが多いために、病状が悪くても無理して
家事・仕事などをしようとしてしまいます。
なるべく家族・職場の方が過度な負担は減らしてあげるようにしてあげましょう。
気をつけてあげたいのですが?
患者さんが症状の軽減やくすりの副作用に対する不安から、自己判断でくすりの服用を
やめてしまうことがあります。このようなことはうつ病の回復を遅らせるので、
くすりの服用を続けるようにサポートしてあげてください。
患者さん自身は?
「まじめで几帳面」「融通がきかない」などの性分 を自覚すると、ふだんから無理をせず
ストレスの元になるものを避ける事が出来ます。
患者さん自身は?
完ぺきを望まず、「八分目ぐらいがちょうどいい」と考えるようにする。
休んだ遅れを取り戻そうと、頑張りすぎない、無理をせず、気持ちに余裕を持つ事が必要です。
患者さん自身は?
マイペースを心がける。すべての人に自分を理解してもらう事は思わないようにしましょう。
他人にどう思われていようが、あまり意識し過ぎないようにする。
患者さん自身は?
1人ですべて、こなそうとすると、ストレスがたまります。自分の限界を知る事。
調子がよくても、負担を軽くするように努めてみることも大切です。
また、1人で思い悩まず、友人や家族など信頼できる人に相談してください。
患者さん自身は?
大切なものから順番に片づけ、終わらなかったときは「明日やればいい」と考えたほうが、
効率的な場合が多いもの。


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