Heart to heart

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治療法は?

治療法は?

出生直後、肺血流が極端に少なく肺に流れる血流が動脈管に依存している様な症例では、
薬を投与して肺血流を確保する必要がある。

いずれにしてもすべての症例において手術が必要になる。

手術は姑息手術と根治手術に分けられ、
代表的な姑息手術としては人工血管を用いて鎖骨下動脈と肺動脈との間に
短絡(シャント:交通路)を作成するブラロック・トウシック手術や、
大動脈と肺動脈との間に短絡を作成するセントラルシャントなどがある。

いずれも肺血流を増加させてチアノーゼを改善させるとともに、
肺動脈や心室の発育を促すことによって、根治手術を可能とするために行われる。

根治手術は人工心肺装置を用いて心停止下に心室中隔欠損の閉鎖と、
肺動脈狭窄の解除を行う。

最近では、手術成績の向上とともに根治手術の対象も低年齢化し、
1歳前後で根治手術が行われることが多くなっている。
一部の施設では乳児期早期の根治手術も行われてるが、まだ一般的ではない。

2000年の全国集計ではファロー四徴症根治手術の手術死亡率は2.3%で、
手術成績は比較的良好である。

がぉの場合は、薬は飲まずに済んだ。1歳までは月に1度の検診。
1歳2ヶ月でカテーテル検査。
1歳4ヶ月で根治手術。入院は約3週間。術後20日ぐらいで退院した。



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