大腸肛門専門外科医のひとりごと

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6月26日 学会会場で一騒動

6/26


朝食のレストランからの眺め
朝食を食べにレストランに。

ボスポラス海峡に面したとても眺めがいいテラスで食事をとる。天気は昨日に引き続き晴れ渡っており、レストランからの眺めは非常によい。

豊富なメニューのコンチネンタルブレックファーストをいただく。オムレツがとてもおいしく、味付けも○である。これなら滞在中飽きずに食べれそうである。

本日はまずは、何はともあれ学会に登録に行かねばならないので同じホテルの他の施設の先生たちと4人ほどで連れだって出かけることに。

会場のヒルトンホテルまでは歩くと20分くらいと言われていたが、途中にスキーのゴンドラのような(まんまスキーのと変わりません)ロープウェイがあるので乗り場まで歩いていくことにした。

日差しが強くてあっという間に汗が浮かぶ。しばらく歩くとあまり人気のないロープウェイ乗り場がありました。一人0.5YTLで乗車。歩けば結構アップダウンのある道を直線的に移動することができるのでなかなか快適かもしれない。

乗っていたら下の道で交通事故があったらしくパトカーが出ていた。道ばたに横向きにうずくまった被害者がいて、ぴくりとも動いておらず、もしかしたら死んでいたのかもしれない。

トルコの交通事情は車優先だそうで、信号が青でも安心してわたっていられない。とにかく車も多くて、渋滞がすごく、みんなそんな中を「おいおいそのタイミングでわたるのかよ!」っていうくらいのタイミングで道をわたっていくので車に乗ってるときも見ていてとてもおそろしいです。

ロープウェイをおりるとそこはヒルトンの真裏に当たる場所でした。入り口側に回り会場発見。まずは受付をする。自分の名前を告げて学会鞄をもらい、参加証の名札をげっと。続いて発表の受付をというところで問題発生。

しかも大問題。

どうやらオイラの演題が受け付けられていない。おーい本気かよ~~。とてもとても困る。

まあ、発表しないぶんには個人的には問題ないのだが海外まで仕事休んできていて発表もなしでは遊んでるだけになってしまうので非常にまずい。あーだーこーだと交渉して、(といっても交渉は上司任せ)その場で受け付けてもらいました。さらにそのままだと業績にならないのできちんと書面にしていただく。これでOK。あ~よかった。持ってきたポスターを貼ってきました。

オイラの方はこれでよかったのですが、もうひとつ問題が発生しておりまして、そちらは上司の方なのですが、こちらは演題はちゃんと通っているのに参加の受付がされていないという。クレジットカードの記録がないらしく、事前に払い込んでいるお金がどこにいってしまっているのかわからじ。あげくにはもう一回その場でお金を払えとのこと。
ふざけんな。国際学会の参加費がいったいいくらすると思っているんだ。事前登録でさえ250ドルもするんだぞ。それを当日価格でしろと言われたらしく、そうすると400ドルにもなってしまう。しかも上司はちゃんと一回払ってるわけですからそんなお金は払ってられない!結局後日クレジットの控えをみるということでその場では解決仕切れず後日持ち越し。

今日は身内の発表もないのでいったんホテルに戻ってスーツから着替え、お出かけ。

きたときと同じようにロープウェイでもどり歩いていると、ホテルで待たせていた奥様たちと遭遇。一緒に戻りました。

さて、どこに行こうという話になり、まずは歩いてタクシム広場という中心部まで行って、そこから路面電車(トラム)に乗って新市街と旧市街との境のガラダ橋と言うところまで出ていき、ボスボラス海峡の遊覧船に乗ることにした。

えっちらおっちら丘を登り、結構な距離を歩いてタクシム広場に到着。が、トラムが走っていない。というより線路があるけど電車がない状態。ガイドブックにはきっちり線路も載っているし、道には線路もあるのだが肝心のトラムが走っていないのである。なんでじゃ?(後に道路工事のため数ヶ月走らないことが判明した)

イスタンブールには「アクビル」というプリペイド式の乗車券みたいなコインがはめ込んであるハンドルみたいなものが売っているのであるが、これを購入してトラムに乗る予定であった。アクビルはバスでもトラムでも水上バスでも使えるらしい。
しかしながら結局買って1-2回しか使わないと結局割高になることが判明したため購入中止。かつ、ガラダ橋の近くまで歩いて繁華街を歩いて行くことにした。

広い通りの両サイドにお店が並ぶ道をみんなでそぞろ歩きする。途中トルコにきたなら一度は食べておきたいのびるアイスクリーム・ドンドルマ(と発音するのかな?)を食べてみる。売り子の兄ちゃんがサービスたっぷりにいたずら混じりの販売をする。ひとりひとりに同じネタをやるのでいい加減飽きる。はじめてたべたこのアイスクリームはものすごい弾力がある不思議な食感であった。正直ふつうのアイスのほうがうまいと思う。奥様途中でギブ。仕方ないのでオイラがかたづけました。

一駅地下鉄みたいな乗り物でガラダ橋までたどり着き、橋を渡ってアジア側へ。遊覧船は一杯出ているのでとりあえずトプカプ宮殿の見学を先にしようではないか、時間も4時までだし・・・それに先立ちもうお昼だから昼ご飯にしよう。と話がまとまりガラダ橋の下にならぶシーフードのレストラン(ここが客引きがまたすごい)のひとつに入りました。

シーバスの塩竃焼き1>
シーバスの塩竃蒸しをいきおい頼むことになり、調理に30分くらいかかる、なぜならそれはおいしく仕上げるためだ!などと店のおじさんの熱い語りにまけて、まあ、30分くらいならいいかと注文。待ち時間はつまみとビール&ワインで過ごす。しかし待てど暮らせどでてきやしない。いい加減みんなができあがってきたくらいになり(1時間くらいかかりました)、塩でつつまれたシーバス(日本で言うスズキですね)が登場。笑えるのが、どうやらめったにでない料理らしく、店の従業員の兄ちゃんが携帯電話のカメラで料理の写真をオイラたちと一緒にとってやがる。この時点でやっぱり日本人はカモなんだろうなーと思いました。まあ、味付けは至ってシンプルながら料理自体はおいしくいただきました。

トプカプ宮殿の見学にと橋を渡り宮殿のある方へと歩く。結構歩く。かなり歩く。
どうやら宮殿の裏側に到着したみたいなのだが、入り口にいつまでたってもたどり着かない。どうも行き方が悪かったらしくみんな疲れてしまい見学にいく気力なくなってしまいタクシーで橋までもどりそのまま遊覧船にのることになりました。

ボスポラスクルーズの船から
遊覧船に乗り込み、出発を待つ・・・待つ・・・さらに待つ。おいおいいったいいつになったら出発するんだよ?かれこれ30分くらい待ってようやく出航。その間に約2名酒に酔っぱらい、気持ちの良い海風にさらされ撃沈。寝てしまいましたとさ。
約2時間といわれていたが1時間半で終了。待ち時間入れての2時間かよ・・・。

眺めはとても良かったです。乗り場の近くの屋台で男の子が売っていたピラフ詰めムール貝がおいしかった。0.5YTL也。

橋のたもとからバスに乗ってホテル近くまで戻りました。交通機関も海外だとよくわからないからどきどきです。降り方がよくわからずガイドブックで確認しながら降りました。

トルコにきたならやはりナイトショーでベリーダンスはみなければいけないだろう。
ヒルトンホテルの近くのナイトクラブで結構有名どころの踊り子さんが出ているらしく予約を取る。

生バンドの演奏の中食事が始まり、それに引き続きショーが繰り広げられる。
しかしながら食事がまずい。まずい。ますいぞっ!!出てくる料理全部まずい。
結構いい値段払ってるんだからもう少しまともな食事がしたいものだ。

しょっぱなからベリーダンスが始まった。ダンサーは30代中頃くらいのお姉さんだが、ダンスはなかなか見事。おお、これがサルタンの目の前で披露されていたのかと、思わず喜び組が踊っているかのような錯覚に浸る。

ダンスはベリーダンスだけではなく民族舞踊とベリーダンスが交互に披露されるプログラムのようで緩急がつけられており、のどかな民族舞踊だと思わず眠くなる。しかし後半戦に入ったところで男性のコサックダンサーグループ登場。はっきりいって期待してなかったのだが、このグループのセンターをつとめるがたいの良い、はっきり言えば太めの男性が踊り出した瞬間場の雰囲気が変わった。その巨体からは考えられないような切れのあるターン。あきらかに他のダンサーと比べてもレベルが上だ。勇壮なダンスと、そのスピード感あふれるダンスに会場が盛り上がる。いいぞコッサク!もっとやれ!

興奮の後に、本日のメインイベントともいえる真打ち登場。トルコ国内でも一二位を争うというベリーダンサー、ASENAの登場だ。後からガイドさんに聞いたら本当に有名なダンサーらしく、テレビにもよく出ているとのこと。そういわれれば腰のバイブレーションのレベルが今までのダンサーとはひと味違う気がする。っていうか、どうやったらあんな腰のふりかたができるんだろう?レイザーラモンHGは1秒間に6回腰を振れると言うが、そんなレベルではない。まさに震えるような腰の動きである。しかもその場でとどまらず、そのスピードをキープしたまま動くのだから驚きだ。惜しむらくはASENAの前にでてきたダンサーのルックスでこの動きがあればなぁ~なんちって。
料理は最悪でしたがショーは結構良かったのでした。

お会計の時にチェックしてもらったら一人80ユーロのはずがなぜか二人分だけの請求。
お、こりゃラッキーだと思い特につっこむことはもちろんしないで二人分の、向こうの言い値でお支払いをすませて帰路につく。

途中7・11によってミネラルウォーターを購入。結構観光地だと買うところで値段が相当に違うのだけれど、イスタンブールは割とふつうの店ならどこでもさほど値段が変わることはないようだ。500mlなら0.5YTL、1.5のペットボトルで1YTLでした。海外に来ると下手なジュースやお酒より水が一番おいしいです。

さて、ホテルに帰ろうとタクシーを拾ったところ、このタクシーの運転手が使えない。いくらホテルの名前を言っても通じないし、ホテルの名前の書いてある紙を渡しても老眼でみえないとかぬかしやがる。どう考えても違う方向に行こうとするたびに抗議の声を上げ、ふざけるなと(日本語で)叫んでると、その辺の別のタクシー運転手に声をかけ、先ほどのホテルの名前の書いた紙を渡し確認。ようやっとSWISSO HOTELと認識したのか動き出した。しかし、この道もどうも直線的な道ではなく大回りしているような印象で、やっぱりわかっていないのでいいかげんこちらも切れかける。5YTL以上は払わんぞとみんなの意見が固まったところでホテル到着。5YTLは超えなかったが投げつけるようにお金を払いホテルに戻りました。

部屋に戻りきがえていると電話が・・・上司?
奥様が電話に出るも、向こうが何を言っているのかよくわからないとのこと。なんだかよくわからんが、電話をかわってよくよく聞いてみると、先ほどショーを見たナイトクラブからで、結局支払いがすくなかった事がばれた様子。自分たちが少ない請求をしたことに気づいたようで、金払えという内容でした。次の日ホテルで払うと言うことになりまして、結局得することはできませんでした。



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