ジュネーブその日暮らし(+革モノ作り・レザークラフト)

ジュネーブその日暮らし(+革モノ作り・レザークラフト)

日本からの持参推奨品



●文具

 あらゆる文具が日本より高い。品質もイマイチ。
 特に、低学年の子供の文具は日本からすべて持って行くつもりの方がよい(インター校での学用品は学校によっては指定がある)。ノートやメモ類も非常に高価。ノート1冊で300円程度は普通。表紙が厚紙でしっかりしたタイプや、おしゃれなものは、1000円から時には3000円以上もする。
 ノートの線は縦横に引かれた方眼紙式タイプのものが主流で、横罫線のものはあまり販売していない。大きさはA4サイズが主流。バインダーは2穴、4穴が標準で、ルーズリーフ形式は一般的な商品ではない。
 また、日本で良く見る子供用ファンシー文具は殆どない。最近一部サンリオのキティ商品など見るようになったが、非常に高価。


●学校で必要なもの

・日本語補習校

日本の小学校で使っていた文具は、絵の具、習字道具なども含めて一応すべて持ってきたほうが良い。持ち物の詳細は補習校のホームページに掲載されている。学習ノート、鉛筆、消しゴムのストックは持参するのがよいと思う。


・現地幼稚園

お絵かき用のエプロンが必要。新学期の9月上旬以外は手に入らないので、時期がずれるようなら持参。
上履き用バレエシューズはこちらでも手に入るが、品質は日本の上履きシューズの方が良い。


・インターナショナルスクール(インターナショナルスクール オブ ジュネーブ、ナシオン(国連)校の場合)

*学校の項目にも記述あり。

 自宅で宿題をするときに使いそうな文具を持参。
 筆記用具の他、簡単な絵を塗る宿題や、低学年から意見発表用の資料を作る宿題も出る(例えば出身国の紹介など)。

 小学校以下は水着一式(授業で水泳あり。year2までは放課後アクティビティで水泳が選択できる)。
 スキーの授業もあるが、道具一式はシーズンレンタルか、こちらで購入する事ができる(2年以上使用ならば大抵購入の方がお徳)。

 なお、インターナショナルスクールオブジュネーブ本校(LGB)では2006年現在、水泳、スキーの授業はない。


・お弁当持参者

 弁当箱と箸。おかず小分けパックなどのお弁当グッズは売っていない。冬場は保温弁当箱を使う子もいる。飲み物も持参なので、水筒もあると良い。補習校も水筒を持参してよいことになっている。
 なお、現地校は併設レストランか自宅で食べることになっており、お弁当という選択肢はない。


・辞典

 英和・和英・日仏・仏日などはないので持参する。インター校なら小学生の宿題でも英語中辞典程度は必要。小学生が学校に持って行って自分で引けるよう、子供向きの辞書(収録語が多いジュニアプログレッシブ推奨)もあると便利。
 なお、インターではフランス語は必須科目となっている(数年で帰国の場合は、フランス語の学習については相談できる)。
 現地校では、小学校3年生よりドイツ語が必死科目。該当学年であれば文法書なども持参するほうが良い。



●参考書

 インターの算数は日本と対応学年が違う。おおむね日本より簡単であるが、時には進んでいることもある。2学年先くらいまでの参考書をそろえておいた方が良い。
 また、日本に帰国の予定があるなら、日本語の世界地図、歴史年表(世界史・日本史)などもあると良い(インター小学校では主にスイスとヨーロッパアフリカなどの歴史・地理を扱う)。
 ジュネーブには日本語の塾は無いので、帰国予定の場合、日本語補修学校だけでは足らない。通信教育などで勉強をフォローすること推奨。


 なお、中学、高校受験の予定があるならば、受験対策教材は必須。
 日本人が多い国には帰国受験対策の塾もあるが、ジュネーブにはフォロー塾や受験専門家庭教師はない。帰国枠入試について、一切を家庭でフォローせねばならず、中堅校以上への入学は、かなり大変だと思ったほうが良い。

 四谷大塚通信クラブ、Z会受験コース(以上二つは通信教育)、または四谷大塚予習シリーズと問題集(自宅学習教材)、受験対策問題集、直前対策の過去問など、海外で取り組める受験対策教材を準備する必要がある。



●ゲーム機・ゲームソフト

・日本の機種に、こちらのゲームをセットして使うことはできない(DS体験者談:画面がフランス語。無理に使うとデータがセーブできなかったり、破壊される)。

・欧州Wiiソフトは、日本のWii本体では使えない。ただし、wiiの場合、日本で販売しているソフト『Wii Free Loader』があれば欧米のソフトも作動する(ただし、言語は現地の言葉である)。


●パソコン

 こちらのパソコンは、OSと基本的な付属ソフトはフランス語。パソコン価格は日本の3~4割り増しくらいで高い(2007年頃から、こちらでもパソコンの価格がかなり安くなり、価格的な問題はなくなった)。
近く買い替え予定ならば、日本で購入した方がよい。


●衣類

 肌着。特に子供用は、品質、価格で考えると、日本の方が良質(プチ・バトーなど、良質なものもあるが、価格はグンゼの2~3倍する)。
 女性用のブラジャーや水着のカップはサイズ自体が小さいものでも、カップ周りが日本のものより大きめ。アンダー34くらいからの品揃えの店が多いので、痩せた人、小柄な人は日本で準備しておくほうが良い。


●メガネ

 ジュネーブでメガネを作ると最低でも6万円程度は必要である。また、納期もレンズによっては取り寄せなどで2~3週間かかる場合があり長い。メガネまたはコンタクト使用者は、予備のメガネを日本から持参したほうが良い。

 子供のメガネは大人用より多少安いが、医者で検眼することが義務付けられている。検眼料金は250Sfr.程度なので、結果的には子供用も6万円程度はかかる。

 スキーをする場合、度つきのサングラスも日本で準備しておく方がよい。子供用のサングラスも度つきであれば同様である。


●靴

 スイスではサイズ36(23センチ)以上しか置いていない店が多い。それ以下のサイズなら探すのにかなり苦労する。36も日本の23センチより大きめという気がする。
 小柄な人は、当座の分日本で買い揃えておいた方が良いかもしれない。なお、フランスとイタリアでは小さめのサイズがあるが、スイスの靴サイズはEU諸国と微妙に違うので注意が要る。


●赤ちゃん関連

・赤ちゃん用衣服は、足カバーつきの衣類が主流。乳児で裸足にしておきたい場合、衣類は持参した方が良い。

・粉ミルクは品質表示がフランス語。当座の分持参した方が良い。

・ベビーフードはあるが、日本のものの方が断然おいしいし、バリエーションも豊富(赤ちゃんのいるママ談)。

・ベビーカーは、こちらでは石畳の道が多いためか、大型でがっしりしたものが主流。セール時以外は価格も高い。簡易ベビーカーはあっても、一般にB型ベビーカーはない。

・ベビー・チャイルドシートは義務。日本との価格差はあまりない。

・お風呂ケア道具、哺乳瓶、おしゃぶり、歯固めなどの基本アイテムはショッピングセンターに揃っている。ただし、ハナ吸い器や「臭わなくてポイ」など、アイデア商品系のものはない。

・紙おむつは日本でもおなじみのパンパースがある。価格は日本より高め。


●辞書・仏語テキスト

 ジュネーブに日本書籍を扱う店は無い。辞書は仏日、日仏は必要。洗剤から家電まで、商品の表記や、説明書に英語版は無いと思ったほうが良い。買い物などでは電子辞書を持ち歩くのが便利。

 また、こちらの学校でフランス語を習うにしても、日本語で書かれたフランス語の文法書はあった方が心強い。初級用テキストも一冊あれば便利。



●食品

 価格的には高いが、殆どのものはこちらの日本食材店、アジア食材店で手に入る。納豆、ジャコ、漬物、かまぼこ、豆腐、コンニャクなど生ものもある程度そろっている。
 カレーやラーメンなど、銘柄指定で好みがある場合は、持参すること。


●その他あると便利なもの

・車の前バンパーにつけるコーナーポール
 こちらの駐車場は幅が狭かったり、縦列駐車が非常に多い。右側運転でもあるし、なれない内だけでも、ポールをつけておくと車幅感覚がわかって、非常に便利。

・ご飯鍋
 こちらでは主食として適当な価格の米はカリフォルニア米なので、炊飯器でたくと日本米に比べ、やっぱり味は落ちる。炊くのが面倒でなければ、炊飯器に比べてかなりご飯がおいしくなる。ガスコンロではなく電熱線なので、電磁調理器対応品など、底の平たい金属製のものでないと使えない(土鍋不可)。

・食品用ラップ
 こちらにもラップはあるが、一般の商品は日本のスーパーのパックに使われているような、ヘロヘロでくっつかず切りにくいという、とても扱いにくいタイプのもの。毎日の使用にはストレスがたまる(日本食材店にも売っているが高い)。

・使い捨てカイロ
 ジュネーブにはない。

・楽器と周辺グッズ
 例えばヨーロッパ産のバイオリン弦でも、ジュネーブより日本のネット安売り店の方が安い。楽器が趣味の場合、消耗品類は日本から持参した方がよい。
 楽器本体は、フランスのメーカーなら日本よりやや安い(クラリネットのクランポンなど)。


 基本的に、「ちょっと気の利いたもの」や、アイデア商品的なものは少ないので、そのつもりで。ジュネーブは人口24万人の都市(日本では高崎市がほぼ同じ人口)なので、品揃えは東京、大阪などの日本の主要大都市圏には全く及ばない。


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