家を買うな!!(副題:あなたを豊かにする方法)

家を買うな!!(副題:あなたを豊かにする方法)

住宅ローン減税は得なのか?

住宅借入金等特別控除 は得なのか?
(平成16年に購入した場合です)


今は分からないのですが、私が司法書士事務所で仕事をしていた時には、
不動産購入の諸経費として、不動産価格の8%くらい必要だと言われていました。
「家を買うな」とは? のAさんの例だと
240万円 必要だと言うことになります。



逆に、住宅借入金等特別控除っていくら返ってくるのでしょう?
住宅ローン&繰上返済シュミレーション を使わせて頂きました。
1年目の残金  23,606,247円×1%=236,062円→236,000円(百円未満切捨)
2年目の残金  23,200,517円×1%=230,005円→230,000円(百円未満切捨)
3年目の残金  22,782,446円×1%=227,824円→227,800円(百円未満切捨)
4年目の残金  22,351,660円×1%=223,516円→223,500円(百円未満切捨)
5年目の残金  21,907,771円×1%=219,077円→219,000円(百円未満切捨)
6年目の残金  21,450,380円×1%=214,503円→214,500円(百円未満切捨)
7年目の残金  20,979,078円×1%=209,790円→209,700円(百円未満切捨)
8年目の残金  20,493,440円×1%=204,934円→204,900円(百円未満切捨)
9年目の残金  19,993,031円×1%=199,930円→199,900円(百円未満切捨)
10年目の残金 19,477,402円×1%=194,774円→194,700円(百円未満切捨)


という訳で、トータル
216万 くらいが所得税から控除になる訳です
(注:納める所得税の範囲内で控除になるので、所得税が少なければ控除も少なくなります。
また、この計算は便宜的に1月から返済が始まっていることにしています。)



つまり、『不動産購入にかかった諸経費が10年かけて返ってくる』みたいな制度だと思いませんか?


住宅ローン減税は来年から段階的に少なくなっていきます。
詳しくは財務省の こちら の説明をご覧ください。


たとえば、家を買うことに決めていて、
「来年買うか、今年買うか」 のみ に迷っているなら、
今年買った方がいいかもしれません(住宅ローン減税の点だけでなく、来年の金利はもっと上がっているかもしれないからです)。


でも、今までの私の説明で、家を買うこと自体に疑問を持った方、
また、上の借入金の残高の推移を見て、
10年間払い続けて元金が450万円くらいしか減っていない事に気づいた方、
住宅ローン減税が、不動産諸経費と同じくらいの金額でしかない事に気づいた方は、
もっともっと慎重に検討していただきたいと思います。


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