ぎいさんのまったり毎日

ぎいさんのまったり毎日

病気休暇への道のり


一向に体調は良くならない。
仕事も期待に応えなければという思いばかりが募り、残業しまくっていた。
ちょうど東京から福岡へ帰ってきていたときだったから、環境に順応するのも大変だった。
睡眠もとれなくなり、レンドルミンを処方してもらったが眠れない。
あるときひとりではいられなくなり、実家に帰った。
2週間くらい実家から地下鉄の駅まで送ってもらう日々が続いたかと思う。
でも職場では残業もこなし、ばりばり働いていた。
数日後に大事な出張が入っておりその準備に明け暮れ、帰宅しては泣くという毎日。
ところが突然ぷっつりと出勤できなくなった。車から降りることができなくなったのだ。
両親は子どものように泣く私に困惑していた。
医師に相談し、薬をパキシルからデプロメール、ミン剤をサイレースに変更。
それと同時にしばらく職場を休んではどうかと提案を受けた。
仕事を休む・・・。そんなばかな。それはできない・・・。でも職場がこわい・・・。
とうとう診断書を書いてもらい病気休暇を申請することになってしまった。
話し合いのため、職場へ来るよう言われていたので、両親の車で職場へ向かう。
しかし、車からどうしても出ることができない。
駐車場まで迎えにきてくれた上司にひたすら「ごめんなさい。」を連呼していたような気がする。
結局両親に話をしてもらうことになってしまった。
そして私はとりあえず1か月休むことになった。
罪悪感で一杯と同時にほっとしたのも事実だった。
一時も早く職場から逃げ出したかった。



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