つきのわ王国(四畳半分)

つきのわ王国(四畳半分)

2003年12月03日
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カテゴリ: snow
死ぬということは、
いったいどういうことかと考える。
ワタシの目の前からいなくなるというのは、
ワタシの目の前のかわりのどこかにはいるということと
ワタシの目の前を含むどこからもいなくなってしまうという
こととある。

昨日はいたのに
明日はいない
あさっても、来年も、ずっといない。


たくさんのコトたくさんのモノに囲まれて
触発されて疎外されて意識されていきる。
そしてきっと忘れていく。

かなしかったキモチも忘れていく
目の前にいたことも薄れていく
思い出も、あたたかみも、感触も霧がかかったようになる。
感情が伴わない記憶は、ただの記録になっていく。

死ぬということは、
無くなるとか、天国へ引っ越したとか、
そういうことじゃなくて
そういうことじゃなくて、

死ぬということは、
忘れられてしまうということだ。

とても怖い。
とても怖い。
とても怖い。


  思い出すよ
  やすらかに。





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最終更新日  2004年11月20日 10時05分13秒
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