S o n g  f o r . . .

S o n g f o r . . .

恋愛.



ひとを好きになる

そんな時間なんて

あたしには無かった

ただ ちょっとだけ

付き合った子が 居る









その子は

あたしが転入してきた時から

なぜか ずっと

一緒だった子

家が近かったから

よく 遊んだし

あたしの家にも

遊びに来てた








卒業式の日

あたしが

引っ越すことになって

それを 卒業する

少し前に 伝えた

新しい家の場所を教えたら

「逢いに行くから」

そう言ってくれた







春休みになって

彼は約束どおり

自転車で隣の市から

遊びに来てくれた

恋人でもないのに

来てくれたんだ








その日の夜に

電話して

あたしが

告白した

スキって

訳じゃなかったのかもしれない

だけど

彼なしじゃ

いられなかったから








付き合うようになって

春休みだったから

朝と 夜

二時間ずつ電話してた

昼は 会って

色んな 話をした

特別じゃない

他愛の無い 話だけど









将来の夢

小学校の想い出

今日あったコト









幸せだった

だけど





一ヶ月で 終わった

あたしが終わらせた

一方的な 手紙で







大切だったから

傷つけるのが怖くて

きっと あたしだと

壊してしまう

潰してしまう

それが 怖くて









自分から 離れた

相手をダメにさせるくらいなら

離れた方が良かった










今でも 恋をするのは

少しだけ怖い

幸せに 出来ないから



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