WAKU☆WAKUで行こう!

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■終わっていく夏

夏は、人によって終わり方が違う。



それは、海に入れなくなることであったり、
甲子園が終わることであったり、
実家から帰るときであったり。




それが、私の場合、
花火が終わることだった。




胸の鼓動にあわせて
あがる花火。

その一発一発が
心の扉を打ちつける。



夏の足跡を、
「これでもか」と刻んでいく。





でも、

そうして足跡を刻んだ夏は、


刻むと同時に、


私のもとから
離れていってしまう。




夏の終わりへと向かって。









2004年8月 淀川河川敷にて。















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