因みにアール・デコとはアール・ヌーヴォーの流れを受けて開花した美術様式の一つ。 1910年代から30年代に現れた装飾の総称。 1960年代には悪趣味な装飾と思われていたが、1960年代末から1970年代にかけてモダンデザインへの批判にともなって再評価された。 文字通り装飾美術としての性格が主であり、直線的・幾何的な装飾を特徴とする。 様々な国の様式を取り込み、また様々な国の様式に取り込まれて世界的に波及した。 「25年様式」とも呼ぶ。 それは、1925年にパリで開催された博覧会「L'exposition internationale des arts decoratifs et industriels modernes」の通称「アール・デコ展」からアール・デコの名称がとられているため。