ホテルと旅館の批評

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2024年08月09日
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カテゴリ: サンフレッチェ




 大橋の移籍は残念だけど、全力で走り回って得点を取って、サンフレッチェが残留争いをしなくても済む活躍でした。フリーで獲得して移籍金が発生する海外移籍は、育成クラブとしては理想的です。ただ、移籍金がいくらだったのか、報道では差があり過ぎて不明です。残り契約期間が2年半だったら1億円ぐらいないと育成クラブとしては微妙になりますね。ちなみに双方のクラブ合意で移籍金は非公表らしい。

 仮に1億円だとしても、大橋クラスを獲得するには資金は足りないでしょう。育成クラブだから、井上をどんどん使いましょう。今シーズンは、残留確定だから、育成に振り切るのもありと思います。

 さらに補強。今度は川辺が復帰しました。アルスランを獲得したことで中盤の補強は終わったかと思ったけど、もう一人、中盤の補強になりました。ベルギーのリエージュはシーズンが始まったばかりだけど、経営難もあり、川辺の意向を踏んで完全移籍になったようです。

 移籍金は2億円+出来高。出来高は出場試合数や優勝賞金などが絡んでいそうです。でも、ベルギーリーグで34試合で7得点する選手をこの金額で獲得できることはないので、この復帰はとてもお得です。さらに、アルスランと違いまだ29歳とサンフレッチェの中心になる選手です。これで塩谷を右CBに戻すこともできるので、イヨハの復帰も合わせてより後ろのDF陣は安定して回せそうです。

 大橋がアウト、アルスランがインしたアウェイの東京ヴェルディ戦の先発は以下になりました。川辺は出場登録の関係で、出場は次節以降になります。

       加藤        

    松本泰     満田   

東   アルスラン  塩谷  新井



        大迫       

SUB:川浪、イヨハ、越道、青山、中島、井上、ドウグラスV

 ケガのピエロスはまだ復帰できないので、加藤のワントップになりました。松本泰がシャドーにはいり、アルスランがボランチで初先発。塩谷が相方で、後ろは鉄板の3人。東が左WBです。現在のベストメンバーでしょう。

 ベンチには、ようやくサブのDFとしてイヨハ、そして、ケガのマルコスに変わって、井上が入ります。しかし、マルコスはまたケガをしたようで、稼働率の悪さが目立ちます。

 対するベルディは、3-4-2-1と同じシステムでミラーゲームになります。ホームの試合、ルヴァンカップとも複数得点で勝っているけど、早い時間帯に先制点を挙げたことが勝因でした。今節は、宮原がケガから復帰、夏に鹿島から獲得した松村が右WBに入っているので、対応する東、佐々木のプレーが鍵になりそうです。

 攻撃では加藤のワントップは苦労すると思うけど、中盤が安定してくるので、アルスランや塩谷の中盤からのパスが決まれば、得点になりそうです。でも、まだ合流して間もないので、うまくすり合わせはできていないでしょう。今日の中盤と最終ラインなら簡単に失点はしないと思うので、1-0で勝利を期待した試合前です。

 大橋がいなくなったので、複数得点は難しいでしょうね。まあ、今日の試合はアルスランの融合が一番の目的でしょう。

 試合開始からどちらもロングボールを使います。まあ、リスクを冒さないでしょう。ただ、加藤では前線にボールがおさまらないので、ボールを相手に奪われます。サイドにボールを運んでも、サイドからのクロスでは高さが足りない。

 これだとチャンスはあまり作れないだろうと思っていたら、VARシステムの故障が発生。両監督に了解を取って、VARなしで再開します。その後、VARは復帰したようです。

 しかし、次は雷の発生で中断。1時間30分以上の中断を経て、午後8時50分に試合再開です。再開してもあまりサンフレッチェの攻撃は有効ではありません。ボールを持っても、前線に高さがないので、ボールを繋ごうとします。でもミラーゲームなので相手を剥がせないとボールを失うことになります。また、松本泰はポケットを取ろうとするけど、シャドーの位置からでは相手のマークがあるので、フリーで受けられません。

 アルスランは、動きは速くないけど、うまいのでスルスルとボールを運びます。中断明け後は、攻撃時に後ろは3-2の形をとっていたので、いつものワントップにボールを当てて、ボランチの一人が前に行くという形はとらなくなりました。前半の中断前に機能していなかったので、変更したようです。まあ、そうなりますね。



 後半は同じメンバーで開始です。ドウグラスVを入れてくるかと思ったけど、もう少し後になりそうです。前半に中断があったので、アルスランをもう少し引っ張れるようになったのかも。

 前半と違って、前からプレスも積極的になりました。また、ボールを奪うと前線に蹴るのではなくボールを繋ぎます。アルビレックスかと思うほど、ボールを繋いでいきます。でも、決定的なシュートに至らず、これはドウグラスVが出てくるまで無理そうです。

 60分、アルスラン->ドウグラスVになります。ドウグラスVがワントップ、加藤がシャドー、松本泰がボランチといつものポジションに戻ります。こうなると加藤も松本泰もプレーがよくなってきました。

 さらに74分に満田->中島になります。松本泰と交代かと思ったけど、満田になりました。中島は、前線から走ってプレスをします。

 そして、CKからようやく先制点をあげます。新井ではなく中島が右CKを蹴ります。ニアに入ったボールを加藤が触って、荒木のシュートはブロック。こぼれ球を佐々木がゴール右上に決めました。DFが滑ってくるのが分かったので、当てないように上を狙った冷静な判断だったそうです。



 リードしてからも前からプレスを行います。相手がボールを持っても前線から追いかけるので、相手はロングボールへ。そのボールを奪います。前が交わされてもしっかりと後5枚と中盤で蓋をします。

 相手に多くのシュートを打たれたけど、ほぼ大迫の正面でした。それだけDFがシュートコースを限定していたことと、しっかりシュートブロックができていた証拠でしょう。見ているほうはちょっと怖かったけど、やっているほうが守れていると感じたようです。

 終わってみれば、決定力のない去年までのチームに戻ったようです。ボールの保持率の高さ、ファールの多さ、パスの成功率の高さなど、いつもと違う内容でした。今日は勝利したけど、今後はもっと守り切らないといけない試合が増えそうです。

 次節のセレッソ大阪戦には、このチームに川辺が合流します。ピエロスの復帰はわからないけど、中盤の構成がどうなるのか。少なくともベンチから青山が外れそうです。今日の試合を見ると、満田をベンチにしてくるかもしれませんね。ちょっと中盤が悩ましくなりそうです。

 試合が中断したことで、9時以降は鳴り物禁止になったので、サッカーを見るにはいい環境になったと思います。やはり、無駄な鳴り物はいらないと思える試合でした。






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Last updated  2024年08月09日 10時00分13秒
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