だらだらしてます

だらだらしてます

PR

Calendar

Freepage List

2010.05.25
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
お久しぶりです。


「安定期の今のうちに!」といっぱい遊ぶ計画をしていたのですが…
初日。
買い物や家事を済ませ、旦那と二人で過ごす。
2日目。
旦那実家へ行って、今後の話(同居とか…ハァ)とか、私の産後の生活についてを話し合い。
3日目。
実家の父母が、お遍路さん&長い間会っていない私に会いにやってきました。

4日目。
ここで事件が起こる!
朝は割りと元気でしたが、お昼すぎ、食器を洗っていたら下腹部に鈍痛。
1時間ほどベッドで横になるも、さらになんだか悪化。
あまりにおかしいので、病院へ。

最初、径腹エコーで見た感じは、何ともないようで、「気のせいかな~」と言っていました。
が!
帰ろうとすると、先生が「一応内診しておこう」と言われ、「はいはい」と診察台に座りました。

いきなり「これはあかん!!!!」と叫ぶ先生。
私は「えっ?なにがっ?」

「子宮口開いてしまってるやんか!即入院!!!!」

まだ7ヶ月だったのです…

そのままストレッチャーで病室送りになり、ひどい安静状態。
トイレは、尿は管を通され、便にいたってはベッドの上で差込み便器なるものをセットされ、看護婦さんや助産師さんに始末してもらうはめに…
でも、四の五の言ってられない。

断続的に陣痛らしきものが来て、先生からは「助かる可能性はとても低い」と告げられ、


私の親も呼んで、皆で話し合った。
私は、きれいごとは言えなかった。
そりゃあ産みたい。
でも、私はそんな重度の障害を持った子を育てることができるとは到底思えなかった。
お金の問題、介護の問題、私たちが死んだらこの子はどうなるんだ?

何日も寝られないほどの痛みと不安でおかしくなりそうだった。
その中で、詳細は書けないけれど、旦那のおかーさんとゴタゴタし、色々精神的に追い詰められた。
旦那はおかーさんと大喧嘩をして私を守ってくれた。

先生は「この状態では3日はもたない。もう破水しそうだ」と絶望的なことを言った。

けれど、1週間奇跡的にもった。
希望が見え始めた瞬間、また打ち砕かれることになる。

10日ぐらいした頃、またあの痛みがやってきた。
そして最初にはなかった出血。
「おしるし」が出ていた。

その時も、また旦那と二人で寝ずに考えた。
「この子は、これだけ無理だと言われても生まれようとしている。がんばって生きようとしている。だから、たとえ障害があっても二人で頑張ろう」と決め、産む事を決意しました。

こんなに1つのことを深く悩み、話し合い、泣いたことはないと思う。
けれど、せっかく、やっと宿った命。
どうしても私たちのエゴで死なせるわけにはいかないと思った。
子供が私たちを選んできてくれたんだから。

先生からは「子宮口から垂れ下がった胎胞に羊水がたまって、赤ちゃんのいるところの羊水がかなり少ない。明日やらなければ、この子はもうもたない」と言われ、こちらも産む決意をし、小児科の先生たちにもお願いして、帝王切開に臨みました。

そして5月16日。
1052gの小さな女の子が産まれました。
肺の機能が未熟だからまず息もできないだろうと思っていました。

でも、この子はとても小さいながらも3回、確かに産声をあげました。
小児科の先生も、産科の先生も皆「あ!ないた」と驚きました。
私は、内臓を洗浄されながらも、涙が出ました。

すぐにNICUへ連れて行かれましたが、少し顔を見ることができました。
旦那に似ていました。

1年前はまさか私が親になるなんて思っていませんでした。
どうせすぐ流産してしまうんだろうな…なんて思ったりもしていました。
でも、この子は必死で私のおなかにしがみついていてくれました。
私の体がヘタレなので、ちゃんと産み月までおなかにいさせてあげられなかっただけ。

今は、NICUでがんばって母乳を飲んで、呼吸器や心電図、点滴に繋がれながらも育ってくれています。
私の母乳の出もあまり良くなく、毎日汗水たらしながら必死に絞っています。
もっとたくさん出さないと、最近は飲む量も増えてきているため、追いつかない。
切腹の傷と後陣痛で死にそうなほど苦しみましたが、彼女のほうが頑張っているのだと思えば耐えることができました。
旦那は1日病院に泊まりこんでくれて、私に「ありがとう」を何度も言ってくれました。

彼女の退院は、本来の予定日ごろになるようです。
最初は、心臓に穴があいていることがわかりましたが、その後の診察で、穴がふさがっていっているとの事で安心です。
今後、目の検査なども随時あるみたいです。
私は、できる限り毎日30分だけの面会に行きます。

私は子供が大嫌いだったので、自分の子すら可愛いと思えないのではないかと思いましたが、
この子に出会って変わりました。
全く知らない子はやっぱり苦手ではありますが。

私たち夫婦は、あんまり子供に関心がないと思っていました。
でも、今では多分かなりの親バカだと思います。
毎日顔が変わるのが楽しくて、ビデオをせっせとまわしています。
周りの子を見ても、体重のわりには背が高いし、旦那に似て足(特にひざから下)が長い!手足の指も長い!手も大きいです。
顔も、まだ定まっていませんが、口元と爪の形は私、そのほか全体的に旦那に似ています。
あんまり私に似なくてよかった(爆)
私に似たら色々大変だ…
背は低いし、デブだし(これは自己管理か?)、手足も指も短いし、ブサイクだし(爆)

昨日私は退院しましたが、帰る前、面会に行った時、彼女は目を開けてくれました。
いつもは寝てる事が多いです。
そして、私が指を手のところにもっていくと握ってくれました。

動いたりしていると嬉しいのですが、彼女を見ているといつも泣いてしまいます。
私の体のせいで、本来なら自分で呼吸なんてしなくてよい状態なのに、呼吸器をつけられ、しんどい思いをさせてしまっている。
親なのに一度もまだ抱いた事がない。
それが申し訳なくて。
母乳だって、直接胃に流し込まれ…苦しいだろうな。
案外丈夫なのか、やたら手足を動かす活発な子で、吐いたのは一回だけみたいです。
その後は毎日少しずつ飲む量が増えつつあります。

しかし、3時間おきの乳搾りはとにかく辛いですね…
搾乳に20分ぐらいかかり、その後日付と時間の記入、冷凍保存、容器洗浄などで10分ぐらいかかり、ベッドに戻っても1時間ほど寝つけない。
実質寝られるのは1時間半ずつの細切れな睡眠。
疲れてしまうけど、我が子のためだ。がんばります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.05.25 09:39:17
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

なむ将軍

なむ将軍

Comments

nonkiko @ Re:お久しぶりです(05/17) もう3歳ですか!!!(* ̄∇ ̄)/゚・:*【祝】*…
アンジェ1629 @ Re:めまぐるしい(12/20) 忙しいのわかってるし、コメントは全然気…
nonkiko @ Re:ラウパ終了(11/01) 久しぶりに書き込みしたら 失敗してます(…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: