スタンダードの大事さについて

先日ある方からメールをいただきました。
ラブラドールのボランティアをしている人からです。

「ラブが好きならスタンダードは大事なことです。
 何年もラブラドールを見てきましたが、最近特に
MIXではないかと思われるラブの入団が多いです。

ラブが欲しくてラブを飼ったのに、見かけも性格も
全然ラブと違う、という悩みも聞いてきました。
 ご本人の責任ではないのに、本当にお気の毒なことです。

犬はみんな可愛いので、足が長過ぎたり、顔が長過ぎたり
尻尾が細くても可愛いのですが、それがどんどん
エスカレートしていけば、ラブラドールには見えない子に
なってきてしまいます。

今までの経験から見て、スタンダードから遠い子に限って
股関節形成不全も多いです。
 悟天君はがっしりした子に見えますが、きっとお母さんは
細い子ですよね? 子犬の足がかなり細いように見えました。
 股関節形成不全を気にしていらっしゃったと言われましたが
両親犬とも獣医さんでレントゲン検査はされましたでしょうか?

紫音ちゃんは、半年くらい経ったら獣医さんで股関節形成不全
の検査をされた方が良いと思いますよ。

厳しい規則だと思われるかも知れませんが、日本のラブは
イギリスなどからはオリエンタルラブと呼ばれ、もはやラブラドール
ではないと言われている現状を考えますと、日本で一番大きな
ラブラドールの団体として、少しでも犬種保存の努力をして
いきたいと思っておりますのでご理解ください。」

どう、思われますか?
スタンダード、とっても大事な事です。
近年、ますます小さくなっていくラブ。
それは、安易な繁殖により、姿が変わってきているのです。
私も、見たことがあります。

耳が大きくて垂れ下がったのが特徴なラブにもかかわらず、小さくて垂れてはいるものの、少し立ったような耳の子。
キツネのような顔をした子。20kgにも満たない子。

それは、本来あるラブの姿ではないのです。
性格も重視して作られた犬種です。

穏やかな犬が出来るように作られた犬です。
性格も遺伝します
それが、安易な繁殖により(悪徳も、個人の繁殖も含む)性格も
かなり、キツイ子、攻撃的な子も生まれています。

我が子の子が見たい、欲しいのは私も同じでした。
だけど、その前に、うちの子はどうだろうか、と考えてみてください。

性格は?両親、そして我が子の股関節は?レントゲンは採ったか?
近親はないか、血統書で調べる。
顔は?スタンダードからかけ離れてる顔ではないか?
体型は?小さくないか?

遺伝するのは自分の子だけじゃないです。
もらった人が又繁殖する、その次の人も・・・ずっと後まで、その子の遺伝は受け継ぐのです。

病気になった子はいらないと、捨てられるかもしれません。
きちんと飼い主見つけても、いらないと言われるかも?戻ってきたら?
10頭戻ってくる覚悟でいてください。
でも、もし戻らずに、また病気の子が繁殖されたら??

産ませた子供達が、どこでどう不幸な目にあうか保障は出来ません

それらを真剣に考え向き合ってみてください。
そして、答えを出してください。



 ここまでの文は紫音が我が家に来てすぐ、書いた物です (2006/5

改めて思うこと・・・犬が来るまで にすすむ


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