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昨日は友人と高尾山に行ってきました。
しばらく歩いてない二人、たまには登らないと、と思っていた二人
意見と時間が一致したので稲荷山コースを9時過ぎに登り始めました。
私の家からは高尾山口まで約3時間かかるので、
今日はどうしてもこの時間になってしまいました。
お天気は曇り、薄日もさしてはいましたが、やや寒い朝でした。
私たちのペースでゆっくり頂上を目指します。
汗が出たので途中で上着を脱いで体温調整し、最後の階段を登って着きました。
あいにく今日の富士山は裾野をちらりと見せてくれているだけでした。
それではとつぎなる目的地へ、それは
シモバシラのあるところを探しに・・・
もみじ台の先に看板があるのでそこへ。
今日は見れるのかしらとやや不安を感じながらいってみました。
ありました。かなり小さいけどまだ融けきらずにありました。
シモバシラです。
これはしそ科の植物、『雪寄草』ともいいます。
もともと暖かい地方の植物であったので、冬の寒い朝、
地表に近い基部が破裂し、そこから氷の帯がが押し出されて、
このような氷の芸術になるようです。
普通の植物は茎の水分を落として硬くなり厳しい寒気に耐えるのに、
このシモバシラは寒さへの適応がしきれないので、根はなお水分を吸い上げて、
根本に氷の帯をつけるそうです。
早朝に行けばもう少しきれいなシモバシラに会えそうな気がします。
でも近年かなり荒らされて霜柱じたいが少なくなり、なかなか見られないようです。
今回も入り込めないように綱が張られ保護されていました。
それに聞いた話ですが、プロのカメラマンらしい人が写真を撮っていたそうで、
撮るのはかまわないと思いますが、撮った後そのシモバシラを倒して行ったそうで、
なんという事と見ていた人が注意したら、けんかになりそうだったとか。
そんなカメラマンがいたら、本当に訴えてやりたくなりました。
自分だけよければいいという人には自然を撮る資格なぞ無いと思いました。
一人ひとりが自然を大切にしなければどんなに専門家が頑張っても
駄目になってしまいます。
自然を破壊するとそれが元どうりになるのには何年もかかるのですから。
すっかり枯れたススキもなかなかきれいでした。
写真を撮っている時お話をした男性お二人、(同じ世代と思いますが)から
おいしい手作りの蜂蜜レモンや、しょうが糖、おみかんまでいただいてしまいました。
ご馳走様でした。また高尾山には行ってみます。