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今月は悲しい別れが2回ありました。
月初めは娘の友人でした。乳癌が肺に転移という状態でしたが、まだまだ大丈夫だと娘も私も思っていました。10月になって、自宅では携帯の酸素が離せず、二階の部屋から下の部屋に変えていたと聞いていたので、肺の状態が少しづつ進んでいるのかなとやや心配になりました。
以前私が入院していた時、同室に入院していた方が肺に転移して、いろいろ治療したのに治らず、最後は14年も頑張ったから、もういいよねと言って亡くなったことを思い出しました。
そして娘の友人も最後の入院で、帰らぬ人となってしまいました。告別式の時お母様にお目にかかって話を伺ったら、御嬢さんは絶対に治ると言って、辛い治療でも「つらい、やめたい」とは決して言わなかった、と伺いました。お母様は少し治療を休んだらともおっしゃったそうです。でもそれを拒否し、治療を続けたそうです。
とてもつらい話でした。治りたいという気持ちはわかるけれど、完治することよりも、細く長く生きてほしかったです。
11月下旬にはブリッジクラブでお世話になっていた方が、肺がんで亡くなられました。病気がみつかって半年、痛みもなく見つかった時はすでにかなり進んでいたとのこと。でも携帯の酸素ボンベをひきながら、ブリッジにいらしていたほどでしたが、急に悪くなりお亡くなりになりました。でも聞くところによると、治療はせず苦しみを取ることを中心にしていたようです。そして緩和ケアの申し込みもしていたと伺いました。
いつも一緒にブリッジにいらしていた奥様の嘆きは私たちも、もらい泣きするほどでした。
「ブリッジでは主人に負けないわ」とおっしゃっていましたが、とても仲の良いお二人だったのです。
11月は別れの月でした。別れは必ずあるとはいえ、親しい方との別れはやはり寂しいです。