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2022.08.13
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カテゴリ: カメラバック沼


最近お迎えしたカメラバックについて書くのだ。それはクランプラーのメッセンジャーカメラバック。クランプラーと言えば少し昔にブレイクしたメッセンジャーバックメーカーなのだ。銀一が代理店として販売したのも大きい。ヤナセが扱う車のように銀一が扱うカメラ機材は「良いものだけを世界から。ただし暴利はいただきます」というのが通り相場だった時代だ。

それまで見たこともないような派手なカラーリングにポップなデザインはカメラバックイコールダサいというイメージを払拭するに充分だった。

機能的にはメッセンジャータイプのカメラバックを世間に認知させた。それまでのリュックかショルダーかのニ択にもう一つの選択肢を加えたのだ。

しかしファッショナブルなカラーが仇となった。そう、日本人には派手でお洒落なカメラバックを身に纏えるほどセンスの良いカメラマンはいないのだ。地味でアースカラーを基調とする親父ファッションにバックだけが異様に目立つスタイルとなる、これはかなり格好悪い。

機能的にはベルクロが不評だった。このベルクロ、とにかく大きく強力でフラップを開けるときにベリベリと大きな音を発しサッと開けることができないのだ。そのため消音パッチなるベルクロ使えなくするという本末転倒な機能も装備するのだ。

もともとメッセンジャーは自転車使いが使用するバックなのでフラップはスタートとゴールでしか開けることはない。むしろ走行中にフラップが開く方が問題なのだ。だから本来の使い方ならフラップの固定は非常に大切なのだ。

でもこちとらただのカメラ親父だからね。何度かデザインに惹かれたが購入まで至らなかったのだ。




素材は撥水加工の1000デニールナイロンに底部はターポリンを使用しており強度は充分ある。だたし往年のミリオンダラーのような厚いクッションは使用されず申し訳程度の薄いクッションとなっている。カメラバックといえばソフトバックでも型くずれしないのが普通だがこのバックはペナペナのクタクタである。

しかしそのおかげで15インチノートPCが入る大きさで重さが1キロを切っている。カメラバックで軽さは絶対正義なのだ。ペナペナでも問題ない。こと街中で使用する分には外部からの衝撃対策はそれほど重要ではないのだ。

そしてこのバック、クランプラー伝統のベルクロが廃止されている。カメラマンは自転車より徒歩と交通機関で移動する事が多いうえにバックからすぐに機材を取り出したいから強力なベルクロがないのは素晴らしい。このベルクロなしモデルはクランプラーでも異色の存在でもある。

筒上の上部を折り返してフラップを閉じる仕組みなので雨水が入り込む事もない。更にバックの形が逆台形をしているため、折り返しをせず開口部を目一杯開けることで容量をカサ増しすることができる。
ショルダーベルトはクランプラー伝統のワンタッチで長さが調節できるタイプ。これは本当によくできている。ピークデザインもワンタッチで調節できるんだがクランプラーの方が一日の長があると思う。メッセンジャーで名を売っただけのことはある。

そしてバックルが珍しいマグネット式なのだ。知ってる範囲では有名なのでピークデザインのもの。それとテンバDNAにも使用されてる(最新モデルでは従来のバックルに戻ったみたい)。
個人的にはこのマグネット式バックルは大好きなのだ。何と言っても差し込み式に比べて格段に楽なのだ。無論弱点はある。差し込み式に比べると万全なロックとは言い難い。一番良いのはピークデザインの二段式マグネットなんだがコストかかりすぎから無理でしょう。それに外れると言っても滅多なことでは外れません。外れてもそれほど支障ないし(笑)。

マグネット式が不評だったのかこのモデルが不評だったのかは分からないか、後継モデル(?)のMuli8000では従来の差し込み式に戻っている。個人的にはマグネット式がなくなるのは残念なのだ。



このバック、見た目の安っぽさと裏腹に本国ではそれなりのポジションだったようで拡張機能を持ってる。フリップを開くとベルトが縫いつけられておりオプションでアクセサリーを収納する専用ポーチを取り付けられる。面白いのは正面下部にある謎の穴。何とここにオプションでLEDライトをセットできるのだ。メッセンジャーの名残なのかな。そしてサイドに縫い付けられるマジで謎のベルト。調べたら自分のバックと分かるようアルファベットやマークを付けんですって。
これらのアクセサリーはどれも興味深いんだが当然日本で売られることはなかった。だって本体のバックがそもそも売れなかった。


ポケットは背面にジッパーポケット。フリップ裏にメッシュポケット。内側正面にジッパーポケット、内部後部にノートPC用大型ポケット。最近流行の「ポケットいっぱい」ではないけどどれも容量が大きくて必要充分。特に背面ポケットはスマホ、財布、定期、小銭などをポンポン放り込めるし開口部が大きいので使い勝手が大変よろしい。ワンアクションでバックを体の正面に持ってこれるメッセンジャーバックでは背面ポケットは使い勝手に支障をきたさないのよ。

このバックをお迎えしたのはLastoLiteなるディフューザーが入るサイズのバックを探していたからなのだ。このディフューザー、軽くて拡散性も抜群なんだがネックが畳んだときのサイズでこれを収納するには20リットルクラスのリュックでもかなり厳しかったからなのだ。15インチPCを飲み込むこの軽いバックはベストチョイスだった。




更にペナペナな外観は全くカメラバックに見えない。カメラバックに見えないといえばドンケが有名だがこっちの方が更にカメラバックに見えません(笑)。クランプラーのアイコンもEUはデザインが異なるのでぱっと見は気が付き難い(はず)。
更に更に売れなかったモデルだからまず他者と被ることがないのだ。まぁ注目を浴びるバックでは全くないですね。

クランプラー社は本家の経営が悪化し現在はクランプラーEUに吸収されたようだ。そのせいか最近のクランプラー製品は昔よりデザイン性で劣るというか早い話「ダサい」デザインになった。そして安くなったみたい。





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最終更新日  2022.09.12 11:53:50
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