手向け花。

 
世界の終わったあの日から。 

前に進むことは出来ず。

 
君が目の前から消えたあの日から。 

鮮やかだった視界はモノクロームへと変わり。

 
君の眠るこの場所に。 
 
何を手向ければいいのだろう。 
 
…いや。… 

きっと自分は手向けたくないのだ。

 
君のいない世界なんて… 
 
…信じろというほうが無理だろう・・・?


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