2012.01.13
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ヨコハマ映画祭で笑っちゃったのは、
予想した通り 、でんでんが助演男優賞を獲ったこと。
助演女優賞は、でんでんにヤられちゃう主婦役の神楽坂恵。よかったね。

映画「冷たい熱帯魚」の園子温監督の演出方法は、
役者をとことん追いつめて、ハジケさせちゃうんだとか。

勢い余ったのか、神楽坂恵と結婚までしちゃって・・・園さん、ずるいなあ~(笑)。
この辺の行状も含めて、昭和の名監督達とそっくりです。

てなわけで、好きな映画ベストワンは、是枝裕和監督の「奇跡」ですけど、
園子温監督の 「冷たい熱帯魚」 (2010年)が、裏ベストワンです。

ともに、ここ数年の充実ぶりが凄くて、旬なふたり。
調べたら、1歳違い(49歳と50歳)なんですね。
まったくタイプが違うけど、よきライバルなのかもしれません。

さて、今週末に公開される園さんの新作「ヒミズ」、すっごく楽しみです。
でも、鳴り物入りで騒がれるときって、往々にしてコケやすい。どうだろう・・・


    <選外だけど印象的だった映画>

      ○「英国王のスピーチ」(2010年/英国)
王室もの特有のくすぐったさがない。英国的洒脱さに溢れる映画。

      ○「カントリー・ストロング」(2010年/米国)
女性版「クレイジーハート」、でもこっちの方が大人。主演のG・パルトローが素敵!

      ○「SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」(2010年/日本)
喜劇なのに田舎女子のやるせない描写が切ない。でもラップは苦手(笑)。

      ○「海炭市叙景」(2010年/日本)
暗いストーリー、暗い風景、暗い映像・・・だけど、ちょっと前の懐かしい日本。

      ○「ナッシュビル」」(1975年/米国)
やっと見ることができたロバート・アルトマン監督の傑作映画。





     ■ 音楽

去年は、音楽をほとんど聴かず仕舞い。
でも、由紀さおり「1969」と二階堂和美「にじみ」の2枚は、ずいぶん聴きました。
(因みに「にじみ」の1曲目は、「歌はいらない」とゆータイトル!)

それぞれ昔の歌謡曲だったり、演歌風味の自作曲があったり、共通項は"歌謡曲"。
「1969」を作ったピンク・マルティーニ、あるいは二階堂和美もそうかも知れませんが、
"歌謡曲"のことを、ちょっとエキゾチックな未知の音楽として楽しんるようです。

まあ、オッサンには、ただ懐かしいだけですが、
彼らの新しい解釈が加わると、ちょっと面白く聴こえたりします。

1969年と同じキーでハイトーンで歌っちゃう、由紀さおり。
溜め込んでいたものを、この「にじみ」で一挙に吐きだしたかんじの二階堂和美。

どっちを選ぼうか迷ったのですが、
実家のお寺を継ぐとゆー孝行娘ニカちゃんの 「にじみ」 に決定!



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この後、TV、小説、落語で書こうと思ってたんですが、
ちょっと長くなったので、残りは次回とします。
次でオシマイですので、もうしばらくお付き合いのほどを・・・














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Last updated  2012.01.13 19:23:13
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