2012.07.21
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夏が来ると思って身構えていたら、ヒョイとすかされたかんじ。


今日の午後は、「コクリコ坂から」を半分コックリしながら見ました。

1963年の横浜を舞台にしたこのジブリ作品は、

思いを寄せ合う二人が実は兄妹かもしれないとゆーアナクロ青春ドラマですが、

日常を丹念に描いて、それなりに見せちゃうんですね。

やっぱり凄いなあ~、ジブリ。



ところで、映画の終盤に、

主人公達が電車に乗って東京に出かけるシーンがあり、

当時の桜木町の旧駅舎が出てきます。


天井が高くて、昼間でも薄暗い煤けたような駅舎だったなあ~。

と思ったら、

母に手を引かれて、ここを通った日のことを思い出しました。


駅舎を出ると、急に視界が広がって遠くに海が見える。

海に向かって歩くと、ゴンゴンと腹に響くような機械音がして、

見上げるような大きなクレーンと鉄のかたまりが姿をあらわす。



たぶん、三菱重工の造船所に行ったんだろうと思います。

そこで、母は、知らない男の人と会って、長い間立ち話をしていました。

いつまで待っても話終えない母にいら立って、

むずかったような記憶がかすかに残っています。

あの男の人は、いったい誰だったんだろう・・・。



もちろん、今となっては誰でもいいし、

むしろ、母に何か思い出に残る出来事があればいいな、と思ったりします。

こんど母に聞いてみようかな・・・。


今、造船所はなくなり、みなとみらいになりました。

ここから野毛山に向かう坂道には、モミジ坂という名がついています。











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Last updated  2012.07.21 17:41:32
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