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2008年11月21日
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カテゴリ:
「リスク」という言葉を日常的に耳にするようになりまし
た。

とくに株式投資や外国為替証拠金取引などの資産投資の場
面で、将来のリターンとその確実性との関係で用いられま
す。

皆さまは「リスク」という言葉を聞くと、どういう意味だ
とお考えでしょうか。

リスクという言葉に対するイメージは、一般的に「危険」と
解されているのではないでしょうか。



このとき、じつは大きな問題があります。もし「リスク」=
「危険」と解していたり思い込んでいたりしたら、リスクと
いう言葉を聞いただけで条件反射のようにそれ以上先に進め
なくなってしまって、思考停止してしまうのです。まさに
「この先危険地帯につき立入禁止」というイメージですね。

この思考停止が一番大きな問題で、何かがあるかもしれな
いからこれ以上は進んではいけないんだ、何かが起こった
のはリスクがあったからだ、とよく言われています。

後者の方は、リスクに対する正しい理解に近いですが、それ
でも表面的な理解にすぎません。

リスクという言葉の意味は、「不確実性」です。


リターンが起こる確実性のばらつき」ですね。

ですから、国債や債権といった商品のリターンは、倒産な
どのデフォルトの可能性を除けば、最初から決まった数字
が分かっているわけですから、リスクは0です。

これが株式投資になると、株価の変動と業績の変動によっ

計算上で得られる数字の利回りと実際に得られる利回りが
異なる可能性がありますよね。この異なる可能性こそが
「リスク」です。

ですから、リスクというのは目に見えない立入禁止のブラッ
クボックスのようなものではなく、考えられる範囲であり
うる可能性の幅と考えるべきなのです。

同じように、マーケティングや事業経営であっても、言葉を
知っていても正しい使い方を知らないために、得られる効
果がまったく異なってしまうということがあります。

よくあるのは、マーケティングという言葉を聞いたり、使っ
たりしたときに、「マーケティング」=「売上を上げる打
出の小槌」のようなイメージをしてしまうことです。

しかし、マーケティングというのは、顧客満足とその実現
プロセスをステップ・バイ・ステップで計画&実行するこ
とですから、考え方や順序を誤ってしまうと、プロセスは
混乱し結果は得られないことになってしまいます。

マーケティングで有名な3Cとか4Pというフレームワー
クには考える順番が決まっていますから、3Cや4Pといっ
た言葉を知っているだけで使い方がめちゃくちゃでは、事
業リスクは寧ろ高くなるということになります。

鹿という対象を見たら、そのまま鹿だと了解してしまうの
ではなく、一度は馬と思って、本当に鹿なのかどうか鹿だ
としたらどういう要素が含まれているべきか押えておくこ
とで、初めて事業を経営できるようになります。

感謝!

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Last updated  2008年11月21日 09時40分58秒
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