遊裕動脈

遊裕動脈

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月
2025年02月

Freepage List

Free Space

設定されていません。
2011年01月11日
XML
カテゴリ:
新宿19時ちょうど発のロマンスカーで帰宅しようと思ったら、
ホームに入線していたのはバーミリオンオレンジのLSEでした。

しかも、洗車をしたようでピカピカです。

小田急7000

取り立てて、どうということではないのですが、ちょっと嬉しく
なって小躍りしました(笑)。

この電車は、今やロマンスカーのなかでも最古参になってしまっ
たものですが、客室に乗ると、上絞りされたボディに低い天井と
広い窓のインテリアがルーミーで、列車で旅に出る特別感があり
ます。


効率の電制で走らせるため「キーン」という高周音しかしない四
角い箱ですが、このタイプは旧型設計のボディがねじれてインテ
リアが軋み、床下からはコンプレッサーが作動するカタカタ音が
伝わり快適性能では一段も二段も劣ります。

しかし、それはあながち不快ではないのです。

カーブをしなやかに曲がる連接構造とボディの曲がりと同期して
変化する車窓。外の天気を伝えるかのような空気透過音と目的地
に向かって走っていることを確かに感じさせる床下の震動。

これらが相まって、まるで揺りかごのような安心感すら感じます。

こういう列車の旅の旅情は、今や日本全国でも僅かとなってしま
いました。その旅情がここにある。


山を観に出掛ける初デートのような、少々恥ずかしく照れくさい
特別感を味合わせてくれる名前に相応しい列車はもうこれだけで
す。

この後に登場したのは白や赤や青や茶色でしたが、どれもロマン
スの響きに呼応する特別感からは距離が離れていってしまったよ


この電車の車齢も30年になろうとしています。そろそろ退役の
声が聞こえてくるかもしれません。

こうなったら、毎日19時に乗ってやろうかな。

感謝!






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013年05月27日 12時48分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: