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2011年05月20日
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現在好評発売中のF-ROAD。今月の特集はランボルギーニ。

F-ROAD6月号

もちろん毎月欠かさずチェックしていまして、いつもはTスー研の
企画によって購入するかどうかを決めるのですが、今月号は特集が
ランボルギーニだからという仁義が理由で購入しました。つまり、
F野R一郎先生の原稿の内容によって購入が決まる、という訳です。

物事の分別がつくようになってからは、サンタガータよりもマラネッ
ロの方が優れているともっぱら馬派になるのが道理というものです
けれども、もちろん78年の熱い夏を強く記憶されていらっしゃる
皆さまには、誰が何といおうとガルウィングが勝ちに決まっている


そういう私もそのなかの一人でして、己のアイデンティティは優美
なBBの方ではなく、楔のようなウェッジシェイプのガンディーニ
にココロを奪われたことに始まっている自覚があるからこその大人
買いです。

一年でもっとも清々しく過ごしやすい今の時期に、まだ見ぬ未来へ
の情景のようなスーパーレッジェラを眺めるというのは、例えば、
リッツ・カールトンのベッドの上でスパークリング・ワインを飲む
ような、そういう感情なのです。

肝心の内容の方は、新型12気筒に源を発する構成になっており、
なるほどだからランボルギーニなのだと満足する内容で、ブドウ
由来の発泡酒の酔いが廻る味わいです。


気筒はこれから数十年掛けて設備を減価償却するような事業計画に
なっているのではなく、最低でも加速度償却でトントンくらいの
計画を立てているだろうということ。

そのくらいの償却に耐えられるような事業規模でなくては上場企業
のトップがGOを出さないだろうということであって、つまりそれ

ある。

フォルクス・ワーゲン/アウディに買収された後のランボルギーニ
は、ムルシエラーゴで矢継ぎ早に多様なモデルが投入された。この
新型でも同様のアプローチがとられ、どんどんモデルの陳腐化が図
られるだろう。

そしてトリノ系ライヴァルが行ったのと同じように、この12気筒
もグループ内の別ブランドに供給されるだろう。12気筒が載った
アウディやクワトロターボで武装されたブガッティなどもあるかも
しれない。

それはそれでよいし私にはご縁がないだろうと思うけれども、いま
確実なことは、当時クンタックというものをカウンタックと訳し、
リアのホイルアーチが矩形で、ヘッドライトがリトラクタブルだっ
たからこそ「対決」が生まれたということだし、その対決熱が伝播
してブームと伝説になったからこそ現在があるということだ。

今後あと数年したら、きっと新型モデルとメーカーブランドだけが
残り、対決や12気筒は話題の主役を降りて徐々に忘れられていく
だろう。だからこそ、いま仁義を通して黙って読んでおくのだ。


数時間かけて楽しんで読んだ後、ちょうど2歳の甥っ子が訪ねて来
たのでプレゼントした。

普段はフィットやプリウスやキューブなのだが、この日は覗き込ん
で「これなに?」と聞き返してきた。「これはディアブロだよ。」

「これなに?」
「これはカウンタックだよ。」

「これなに?」
「これはサンゴーマルジーティーだよ。」

「これなに?」
「これはミウラだよ。」

きっと自宅では親父が質問攻めに遭っているだろう。そうして、
ランボルギーニの名前が継承されていくだろう。

感謝!






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Last updated  2013年05月27日 11時22分11秒
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