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2011年10月27日
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カテゴリ:
TEANINICHと書いて、「ティーニニック」と読む。
お恥ずかしながら初めて知りました。しかもディアジオ社製です。

J's Bar Ikebukuro

私がハイランドのアルコール辛いタイプが好みとかいうものだから、
マスターが気を利かせて珍しいものを出してくださる。こういう
間合いが楽しめるのは人生の大切な楽しみのひとつだ。

ピートやヨードの話でなく、モルトやヘザーの話をしていたから
これを選ばれたのだろうと思った。「ベルギーワッフルみたいな
香ばしさ」とのこと。

当時、もちろん日本では経験済みだけれども、本場のベルギーで

ものなのかと素直に思ったけれど、実際にベルギーでワッフルを
食べてみると確かにこういう味わいがある。

ちょっと脱線してワッフルの話に切り替えると、いわゆるワッフ
ルという、小麦粉の粉を溶いて専用の焼き金型で焼いた菓子では
ベルギーの味にはならない。これはフランスのクレープも同じ。

ベルギーとフランスは別の国とはいえ隣国だし、両方ともフラン
ス語が公用語だからテレビ番組まで共通だということから乱暴な
話を許してもらうと、向こうの小麦粉はもっと轢きが荒く不均一
だから水で溶いて焼いても口当たりが荒い。この荒さが美味しさ
の秘密である。ホルスタインとジャージーでは脂肪の大きさが違
うから乳の味が違うでしょう?あれと同じ、って私は牛乳嫌いで


それに加えて、日本のワッフルやクレープには入っていないある
ものが入っているから生地自体が別物です。そこにほら、もうひ
とつ本場のチョコレートが掛かっている訳ですよ!それが本場ベ
ルギーでいう「ワッフル」というやつ。

さて、そのベルギーワッフルの味わいだけれども、突き詰めて言

らハイランドパークやアードベッグのような焦げ臭さがストレー
トパンチで出てくるタイプではなく、むしろこれらの両者も持つ
モルトの甘みが前に出てきて、還す波が干し草っぽい。そういう
ナイーブなテイストの豊かさこそがこのウィスキーの魅力だった。

ディアジオが作るウィスキーでナイーブなものなどあるのかとも
思うけれども、28年前は違ったのかもしれない。おそらくこれ
から28年後に、こういったタイプのティーニニックは現れない
だろう。

だから今こそがチャンスだったのだ。

感謝!






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Last updated  2013年05月27日 10時52分35秒
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