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2011年12月07日
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テーマ: 鉄道(25343)
カテゴリ:
現代では「きかんんしゃ」を「機関車」と書くことになっていま
すが、昔は「汽罐車」と書いたそうです。

蒸気機関車は石炭を燃やして水蒸気を作り、蒸気の力で走ります
から、長々しく「蒸気機関車」と書かなくても、「汽罐車」で表
現できていたわけです。

そういう汽罐車も、昨今は鉄道会社の体のいい話題作りと売上確
保の商品という性格が強くなってすっかりSLなどと呼ばれて由
とする雰囲気がありますけれども、人の移動という鉄道の原点に
立つとき、その手段としての原理を後世に伝えるという役目は博

あるでしょう。

それが証拠に、蒸気機関車牽引の列車に乗車すると乗客は楽しそ
う、駅員の方も充実したご様子、線路際にはカメラマンが砲列を
なし、孫を肩車した好々爺が小さな手をとって振り、機関士は誇
らしく汽笛で答えて機関助士はそれを眺めて微笑む。

こんなに愛される機械は他にあるだろうかと思ってしまいます。

いまや北海道から九州まで全国各地でこのような風景が見られる
わけですから、いっそ鉄道会社各位はただのイベントや技術確保
に留まらないで、文化やその伝承といったものに価値を高めるよ
う意識を上げてみてはいかがでしょうか。

その一つの例として、同形式での重連運転というアイディアが考


汽罐車

現在、C11形が北海道に2両、栃木に1両、静岡に2両の合計
5両あります。
C56形は静岡に1両、山口に1両の合計2両あります。
C57形は新潟に1両、山口に1両の合計2両あります。
C61形が群馬に1両、京都に1両あります。


これらの重連運転はできないだろうか。

もちろん車両の状態はまちまちでしょうし、保有する鉄道会社の
都合から保安装置の仕様違いなどもあるでしょう。なかには復元
作業に近い本格的な整備が必要なものもあります。

でも、現在ある資産を有効に活用しつつ、かつ比較的容易に実現
できる種類の企画です。歴史的に、新しい事実を実現するという
意義もあり、もちろん今行われているイベント列車という企画を
ヴァージョンアップできるという商品としての整合性もあります。

現在行われている北海道での企画は大成功だし、栃木や静岡、山
口で行われている異形式の企画だって話題になるのですから、単
なるイベントを越える新しい歴史が刻まれるでしょうし、鉄道会
社間を越えた技術交流として意義あるものになるでしょう。鉄道
会社にとっても人材育成面でのメリットは他に替えがたいものが
あるはずです。

そういう過去の一線を越えた試みを見てみたい。

C57-1とC57-180の重連が見てみたい。C62-2と
C62-3が叶わなくても、C61-2とC61-20は見たい、
そういう方はきっと日本全国におられる。

もし何なら、D51-200とD51-498を九州の山線で走
らせてみてはどうでしょうか?

感謝!






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Last updated  2013年05月25日 13時01分25秒
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