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後日談・真相を含めがっつりネタバレしますのでご注意ください。
ノイン( CV: 花江夏樹)
推定年齢
:
不詳
自称
16
歳
→20
代
誕生日:2/7
本名 : クオン
身長 165cm
喫茶 月影の一角で商売をする武器商人。
【 6 周目】
『ノインルートが解放されました』が出た瞬間、あー殺ストもう終わっちゃうんだなーって寂しくなりました。
なまじ舞台が現代日本だからか実生活に影響する程世界観に没入してたので。
唯一の制限付きルート、恋仲になるのも想像つかない。果たしてどう見せてくれる?と思いながらいざスタート。
イチゴの真相に予想がついてくると、ノインこそが実験の成功例だと信じて疑ってなかった。髪色が同じだったり、瞳の色が赤(ピンク?)と水色だったり。
この見た目なのに周りみんなさん付けだしさ … 素晴らしいミスリードだったと思います。
これまでずっと近くにいたけど、ガッツリした絡みはなかったノイン。
一対一で向き合ってみたら想像以上に辛辣で。あーこれは正統派のツンデレ枠だと。
イズナはクーデレっていうかクールデレデレデレ ry だったからなぁ。笑
現状はテレワークの時代になったのでオフィス外でお仕事される方も相当増えたわけですが、 vita 版発売当初はコロナ前ですもんね。
他ルートでも片鱗は見せられてたけど、やはりデキる男はフッ軽というか何というか。みんなカフェでノート PC 開いて何やってんの?っていうのを即調べてきちゃったのは面白かった。
ノインはこれを『共犯』と言い、イチゴはその言葉にしばらく囚われる事になる。
後半推奨キャラはあっという間に日にちが経つ。 4 日経ち、例の偽ノインについて。
確かに 50 代で墨だらけのスキンヘッドのおっさんとノインを並べたら、前者の方がモノホンに見えるだろうな。笑
ここではまだノインの実年齢が分からないので、彼の愚痴も匂わせにしか思えなかった。
後日、特等席に居ないノインに一抹の寂しさを感じるイチゴに出前配達の依頼。出前といえばクラマ先生だよね。
診察室にはカガリの容体を診るクラマと、カガリを気遣うノインの姿があり、イチゴが彼の処置に際して全く動じなかったという話を聞いたノインは複雑そうな面持ち。以来、ノインの態度は元よりもさらに辛辣になる。
『視界にも入れたくない』ってさぁ … 八つ当たりにしてもなかなか酷いもんだよ。
アモンも心配してるし、ツキミもフォローしようとするんだけど立場上ノインの事悪く言えないからね。
珍しく長谷川さんから話しかけられるシーンが挟まって、『共犯』について尋ねるイチゴ。双方に利害関係さえあれば好き嫌いは関係なく成立するものだと言われて落ち込んじゃう。
ノインなりにマズいと思ったのか厨房に入って来ておにぎり作ってくれたりするんだけど、いくらなんでも『視界にも入れたくない』は酷過ぎ。
遂にストレスで体調を崩すイチゴ、それにいち早く気付くノイン。ツキミに因果関係を指摘されたらしく寝込んだイチゴに差し入れを持って来てくれて、謝りもしないしはっきり返事もしなかったけど。結果的に回復したイチゴを外へ連れ出してくれた。
これは軟化の兆し … !
希望に背を向けるイチゴを視界に入れたくない理由は過去を思い出して辛いから、という解釈でいいのかな。
以前一度だけ人身売買に手を染めた事があって、商品である女性は相手方に引き渡した直後大荒れの海へ飛び込んで亡くなってしまった。というだけならまだしも。
飛び込む直前の女性と目が合ってしまった事で、ノインはそれ以来人身売買から手を引いた。
イチゴはその女性と違って、希望こそ抱いてはいないけど死ぬ事は嫌だという芯はブレない子なんだよね。だからまだ救いようがあるというか。
結局午前中からフルコースデートをして月影に戻る頃には開店間際。
アモンに警戒心バリバリのツキミとノインですが、そろそろくるか … ?
現れたマツリ姐さんとの殺し屋あるある会話、ここですね。ミリオタか FPS 好きなら刺さりそうなやつ。笑
(余談 : クラマの個別感想で気付いた方がいるかもしれませんが、私は日本の医療ドラマがちょっと … 海外ドラマは比較的ちゃんとしてるんだけどな笑)
と、脱線したところで。遂に本性現しやがった黒アモン。ツキミルートではチラッとしか見せなかったけど。
私もこの時点ではノインの不老説(仮)を信じてたので、イチゴと一緒に真っ青になった。
そんな事はつゆ知らずイチゴに本をプレゼントして、後でポップコーンでも食べながら劇場版を見ようねって嬉しそうに語るノイン。
そうだなぁ … やっぱりアモンの扱いが制作側からしても特殊というか不憫なのは、どう足掻いても敵役だからなんでしょうかね。
攻略キャラがもう 1 人多ければ隠しだっただろうな、っていう感じの立ち位置。
特別営業の夜。アモンルートと同じように、自ら申し出てペアを組み、その日を迎える。
このルートだとほとんどアモンと絡みがないから、普通にマジクソ野郎に見えますよね。そこんとこも上手いなって。
当然これを月影が見逃すわけもなくノインに撃たれ倒れるアモン、現れるツキミ。
間もなく救急キットを持ったイズナも現れ、わざと死なせないように殺した(凄いパワーワード)アモンを預けて 2 人はノインのセーフハウスへ向かう。
公式にもクレジットにも出てるんだけどずっと登場しなかったヨダカ。ある組織側の人間でありながら、結果的にトップであるあの方に反旗を翻す事になったのは月影の方が一枚上手だったわけですね。
全ルートを総合して時系列で並べると。
数十年前、マツリと組んで殺し屋稼業に勤しんでいたあの方は、マツリが全く老化しない事に気付き、マツリの遺伝子を用いて不老不死の人間を作り出すゼロ計画を立ち上げた。
ゼロ計画の由来は当時マツリの通り名が零だった事から。
マツリの遺伝子を組み込まれ生み出された人間達は一般社会へ解き放たれ、一定の条件を満たすと実験施設へ連れ戻される。
ヨダカについては不老も不死も受け継ぐ事ができなかったものの、あのお方に右腕として使えると判断されてか?組織の代理人として傍に置かれた。
一方のイチゴはツキミの暗殺を掻い潜ったが故に施設へ連れ戻された。
同じように連れ戻されてくる人間は繰り返される実験に耐えられず、特に精神面の消耗が激しかった為に生への希望を見失い皆亡くなってしまった。
自らが老いゆく事に焦りを感じ始めてか、あの方は徐々にゼロ計画ばかりに没頭するようになり裏社会の治安にまで影響を及ぼした。
故に、本来懲罰組織として機能している月影としては何としてもゼロ計画、引いてはあの方を始末しなければならない。
どれ程非人道的実験を受けても生きることだけは諦めなかった唯一の存在であるイチゴはゼロ計画最後の切り札となったが、ヨダカはあのお方、ある組織、裏社会の現状を危惧しイチゴを月影に預けた。ここがゲームの冒頭ですね。
イチゴという名前は検体 No.15 から思い付いて咄嗟に名乗ったもの。
月影はイチゴをあえて人目につく場所へ置き、あの方が姿を現すのを狙った。
それでもあの方は動かなかったが、フリーの建前で月影に出入りしていたある組織側の監視人アモンが流した情報によって、組織内は混乱する。
その混乱に乗じて月影は組織の壊滅へ向けて動き出し、ヨダカは代理人としての信頼を盾にあの方を葬り実質トップとなった … と、こんな感じですかね。
情報過多にも程があるんですけど、ヨダカはいわば兄のような存在だからイチゴを表社会でやり直させたいと思った。
けど、イチゴはノインの側にいる事を自らの声で伝える事ができたから、ヨダカも渋々イチゴの意志を尊重する事にした。
ノインはめちゃくちゃ若く見えるけど普通の 20 代。にして月影の長。
イチゴはこれからも月影でノインを支えながら生きていく事になりましたとさ。めでたし m
いや、この後が全員の名前出るんで大事なとこなんだけどね。笑
本編中に声が出せるようになるの、ノインだけだったし。
ツキミはちょっと複雑そう … に見えるけど、これからも月影のマスター兼スイーツ担当。
イズナもウエイター兼バリスタ。
2 人とももちろん本業は殺し屋。
クラマはリバー・オーグ社とも懇意になる事か決まり、白川さんと長谷川さんが出てくる。
アモンは一命を取り留め、今後は月影の人間として借金をカタに働かせる事が決定。
ラキア … 笑った … ありがとう、ありがとう。
マツリ姐さんはクラマを自分の主治医とする事に決めたようで、もう他の病院にかかる気はないらしい(自分のデータとか検体が残るから)。
カガリはイチゴの穴埋め(?!)で度々ウエイターとして引っ張り出されている様子。
そしてヨダカは、ノインと共に裏社会の立て直しに取り掛かる。
ラブラブなイチゴとノインのスチル、ほんと可愛いよね。やっぱり糖度は低かったけど、全ての点が繋がるルートだったなぁ。
しかし。ノインルートはもう一つのエンディングを見ずには終われない。
これは BAD というかアナザー扱いになると思うんだけど、これを機に足を洗って表社会に戻るノイン。
イチゴも高校生に戻って制服着てるんだけど … 本名 … まさかの本名。ここで?!
めちゃくちゃ隠しましたね、誰の後日談でも一切出てこないし。 BAD (アナザー)は見ない人もいるだろうし。
ちなみにノインの本名はクオン。久遠、で良いのかな。
すれ違うアモンを見かけ不意に呼び止めそうになるイチゴだけれど、月影を抜けて表社会で生きていくルール上それは許されない。
ノインにとって同じ釜の飯を食べて育ったツキミやクラマであっても。
そして、この世でたった 2 人イチゴの肉親と呼べるマツリやヨダカであっても …
ってなるとさ、やっぱりイチゴはイチゴのままでいて欲しいような、違うような … 難しいなあ。
だけど、やっぱりタイトル回収としては恋愛 ED が正史になるよね。
後日談も微糖 of 微糖ではあるけど、みんなが 1 年後もそれぞれらしく生きていて大団円みもあり、月影とはどんなものなのかがはっきりと理解できるお話でした。
もし未プレイの方がいたら是非ご自身の目で確かめていただきたいなと思います。
アモンルートの後日談でもイチゴは喫茶月影に残っているけれど、彼女の立ち位置は罪人である彼らの救済者だから。そうであってほしい、そうであるべきだから。
やっぱりあれを正史にはできないなと … 長谷川さんの言葉を聞いて確信めいたものを感じました。
裏社会が動いた日、 2 人は共犯者になりかけた。でも、アモンは今も生きている。
だから 2 人は共犯じゃないと思う、思いたい。
真実を知っても愛せるか?というのが今作のテーマでしたね。
そうだなぁ、正直アモンに関しては複雑なところもあるけど、そこに身を置く覚悟をした以上、ああいう未来も可能性としてゼロじゃないからなー …
どのルートもどのキャラも、ヒロインサブキャラ含めてみんな愛しいのは間違いないです。殺スト大好き、愛してる!という事で終わります、ありがとうございました。
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