人参畑

録音をしよう！

自分の音を録音して聞くというのは、練習をする上で非常に重要なことだと思います。バイオリンの場合、自分の耳元で楽器がなっているので、自分が聞いている音と周りの人が聞く音では結構違っていることはよくあります。
耳元ではあまり鳴っていないと思うけど遠くで聞くと良く音が聞こえる（音が飛んでいる）とかその逆（近鳴りしている）とかは客観的に自分の音を聞くことでよりはっきりします。
初めは自分の音を聞くって言うのは恥ずかしかったりそのヘチョさに凹んだりすることもあるでしょうがそれを乗り越えることでだんだんうまくなっていくんだって私は思っています。

ここでは小さな部屋でも手軽にできる録音を紹介したいと思います。

・録音に必要なもの
録音って言うのはいろいろあって、例えばコンサートホールのような大きな場所での録音、スタジオなんかでの録音、小さな部屋での録音など用途はさまざまで、プロが使う機器となると非常に高価でマニアックなものになります。まー音質の面は置いといて、一人で家でちょこっと録音して聞くくらいなら、手軽に安価にできる方法が良いと思うので、その方法について書きたいと思います。

1.マイク

マイクですが近くの電気店に行けばいくらでもあると思います。ボーカルが使うようなやつでもいけると思いますが、ちっちゃくて使いやすいのは会議とかでの会話を録音するようなやつだと思います（写真1 左）
それから最近チューナーにつなぐピックアップマイク（写真1 右）でも録音できることが分かりました。

録音1

写真1.録音用ミニマイク（左）とチューナー用ピックアップマイク（右）

音質にこだわるならコンデンサーマイクと呼ばれるマイクを買うと良いと思います。1万円以上するものが多く、値段は張りますが圧倒的に音質は良いです。

写真2.BOSE製直流バイアス式コンデンサーマイク（一番上）SONY製エレクトリックコンデンサーマイク（上から2番目）

マイクについて興味がある方はこちらにマイクについて詳しく書かれています。

2.レコーダー

・ポータブルＭＤ（MP3）レコーダー
録再付きのＭＤ（MP3）ポータブルプレイヤーです。持ち運びもできて使いやすいです。すぐに聞けるのも利点です。音質も良いと思います。特にMP3レコーダーはまだマイク入力を備えた機種は少ないですが、直接パソコンにデータを取り込むことができるので、HPに載せたり後で編集をするなら非常に役に立つと思います。

写真3.ポーダブルＭＤレコーダー

録音セット

写真4.ポーダブルMP3レコーダー

・パソコン
録音した後でＨＰにアップしたりいろんな編集をしたりするならパソコンに直接録音するのが簡単だと思います。パソコンには大概マイクをつなぐ端子があるのでここを見ている人はパソコンを使っての録音が可能だと思います。ノートとかだと持ち運びもできて便利。ただちょっと作業が複雑なので後述しようと思います。

・録音してみる（ＭＤ、MP3）
それでは録音してみましょう。とはいっても基本的にはマイクをレコーダーにつないで録音ボタンを押すだけです。それぞれのレコーダーの使い方はそれぞれの機器の説明書を見てください。気をつけることとしたらマイクの録音レベルです。大事なのは大きい音を出した時に録音レベルがオーバーロードしないようにすることです。それぞれの機器には録音レベルが表示されると思いますのでとりあえずフォルテッシモで楽器を弾いてみてオーバーロードにならないように録音レベルを設定してから録音をしましょう。あまりレベルがちっちゃいと録音しても音がちっちゃくて聞こえなかったりしますのでここの設定は慎重に。

・パソコンでの録音について

必要なのはマイクとパソコンですが録音用ソフトがあれば何かと便利です。ここでは私が現在使っている ♪超録 - HDD長時間録音機というソフトを紹介します。まずはリンクからダウンロードしてきてください。

まずデバイスの設定をしましょう。マイクをパソコンにつないでマイクという項目を選択します。ボリュームはとりあえず真ん中くらいにして今度は無音レベルというのを設定します。そのままＯＫを押しましょう。

出力するファイルの名前、圧縮するなら左の設定を変えてやって録音ボタンを押せばスタートします。ここでフォルテッシモで弾いてみて左のゲージが振り切れないようにマイクのボリュームを調整してください。後は思い思いに演奏するだけです。

ざーっとかいてきましたがとりあえずこんな感じで録音ができます。そんなに詳しくないですけれど質問があれば掲示板にでも書いていただければ分かる範囲でお答えいたします。録音をして自分の音を客観的に聞くようになればいっそう楽器を弾くのが楽しくなりますよ。

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