漂流録-ScrambleHalloween

漂流録-ScrambleHalloween

2019.03.30
XML
カテゴリ: 時事




 レオパレスが債務超過に陥った場合、MDIが買収するとの情報も飛び交う。だが、その前にまずは祐助氏自らレオパレス21のマンションに転居し、壁の薄さと責任の重さを痛感してみてはどうか。


違法建築の“元凶” レオパレス21創業者の「13億豪邸ライフ」- 記事詳細|Infoseekニュース
最大1万4000人が転居を迫られているレオパレス21の“違法建築”問題。外部調査委員会は3月18日、中間報告書を公表したが、そこで指弾されたのは、深山英世社長の叔父で、創業者の深山祐助元社長(73)の責任だ。報告書によれば、設計図には断熱材に「グラスウール」を使用すると記載していたのに、祐助氏の指示…




違法建築の“元凶” レオパレス21創業者の「13億豪邸ライフ」

文春オンライン / 2019年3月29日 6時0分
写真

報告書には〈当時の社長の指示〉(MDIのHPより)

 最大1万4000人が転居を迫られているレオパレス21の“違法建築”問題。外部調査委員会は3月18日、中間報告書を公表したが、そこで指弾されたのは、深山英世社長の叔父で、創業者の深山祐助元社長(73)の責任だ。

 報告書によれば、設計図には断熱材に「グラスウール」を使用すると記載していたのに、祐助氏の指示で、実際には遮音性が法令基準に届かない「発泡ウレタン」を使用する不備があった。商品開発部門が社長直轄だった点も背景として指摘されている。

「入居者を増やすため、学生や社会人の新生活開始のタイミングに間に合うよう杜撰な工事が行われていた。祐助氏と親密だったサッシメーカーが中国工場で製造した部材を使用するなどして、コストを抑えていたようです」(レオパレス関係者)


1200平米、13億円豪邸を所有

 だが08年に不動産会社のMDIを設立し、息子でレオパレスの役員だった将史氏を社長に据え、自身も代表取締役会長に収まった。銀座・歌舞伎座タワーに本社を構え、レオパレスと同じビジネスモデルで右肩上がりの成長を続けて売上高は1200億円。「将史氏とともにMDIの上場計画を練っている」(同前)とされ、実現すれば巨額な上場益を手にすることになる。

 現在も目黒区に、土地価格だけで推定13億円という約1200平米の豪邸を所有している祐助氏。他にも渋谷区に土地建物(推定3億円)や高級分譲マンションの最上階の部屋(推定3億円)を所有している。これらを担保に銀行が極度額70億円の根抵当権を設定していることから推測すると、資産総額は数十億円を下らないと見られる。

 レオパレスが債務超過に陥った場合、MDIが買収するとの情報も飛び交う。だが、その前にまずは祐助氏自らレオパレス21のマンションに転居し、壁の薄さと責任の重さを痛感してみてはどうか。

(森岡 英樹/週刊文春 2019年4月4日号)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.03.30 01:53:57
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: