陽だまりブログ  

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3回目の流産


3回目は、2回目から1年程経っての事だった。

1-2回と残念な結果になり、医師は、「自然沙汰」と言ったが、
私は、何かが違う・・・と思い、病院を変える事にした。
民間の病院で、地域では、割と有名な小奇麗な病院、Kクリニックだ。

生理が、遅れ、妊娠検査薬を使うと、陽性反応が出た。
Kクリニックに向かい、初診をした。
初診の時に、これまでの経過を話すと、
やはり、自然沙汰だろうと言われた。
診察をして貰うと、タイノウが確認できた。

翌週、心拍が確認出来た。
「心拍が確認出来たので、80%大丈夫大丈夫。」と医師は、言った。
私は、今度は、大丈夫だろう。
前回1-2回の頃よりストレスも少ないし・・・
と思っていた。
次回は、4週間後に来るように言われた。

8週になる頃、少量の出血があった。
病院に電話をすると、「出血の量が、多くなったり、
強い痛みがあったら来て下さい。」と言われた。
2回目の時の様ではないので、様子を見る事にした。
出血は、鮮血から茶色に変わって来て、増える様子も無かった。
しかし、下腹部の鈍い痛みがずっと続いていたので、
気になり、翌日、病院に行った。

内診をして貰うと、心拍は、停止していた。
今度は、大丈夫だと信じていただけに、頭の中が真っ白になった。
「どうしてダメになったのか、下腹部痛は、何が原因だったのか、
出血はどうして起こったのか。」医師に聞いて見た。
全ての原因は、分からないとの事だった。
しかし、今回も「自然沙汰」だろうと言われた。

3回も続く自然沙汰があるのか?!
医師の言葉が、そういうものだと思えなくなって来た。

出血があった時に、何か手を打っていればどうにかなったのかも・・・
下腹部痛が、気になった時に何かしていれば・・・

そう考えながら、翌日の昼に手術をする事になった。

何も考えられなくなっていた。
何故とか、どうして、とかさえも考えられなくなっていた。
心も頭も空っぽだった。
虚しさだけが大きく広がっていた。
今度は、うまく行くと思い、買ったスカートを、ぼーっと眺めた。


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