僕らと一緒に花を咲かそう

僕らと一緒に花を咲かそう

 黒猫 ~大波乱~



限りなく白い雲

まぶしすぎる太陽

まさに晴天だった

黒猫 ~大波乱~

龍一です。
凛ちゃんが(結局ちゃんづけ)転入(?)した日、
みんなの視線は凛ちゃんに釘付け。
もちろん俺も。

俺と凛ちゃんは結構中がよかった。

席隣だし、そのぶんよくしゃべるし、
何より凛ちゃんの話では


俺が最初の友達だって


「りゅーいちくん?顔が赤いよ?」
「はふっっっっっっ!!!!」

びびびびびびびび・・・・・・びびったああ!!;;;

いきなり残り三cmぐらいの間しかないぐらい凛ちゃんの顔がちかくに・・・・・・www

「あははっ☆はふっだって~」
「え?!あ・・・その・・・;;;」
「りゅーいちくん可愛い~!」
「・・・凛ちゃん・・・ww」

俺が「凛ちゃんのほうが可愛いよw」と言おうとした、そのとき・・・















バタン!!















いきおいよくドアがはずれ、ロンゲの女の子がでてきた。

「朝倉凛いる??!!」
「あ、オマエ・・・」

こいつ確か漣先輩の追っかけの部長らしき人だ!!!
名前は・・・・・・ともかく!!
凛ちゃんが危ない!!(ような気がする!!)

「凛ちゃ 「凛は私ですけど~?」

あ~やらかしたよコノ人・・・

「朝倉凛・・・いたわね・・・。」
「はい、います!」
「あなた、漣さまの妹らしいわねえ・・・。」
「はい、そうです!」
「私の名前知ってる?」
「知りません!!!」

あ、いま女先輩の額にムカつきマークが・・・・・・・(笑)

「・・・・・・では、教えて差し上げるわ。」
「あ、別にいいです!」

教室いっぱいに笑い声が聞こえた。

「く・・・生意気な小娘ね・・・教えてあげるわ、私は遠山 沙里菜(とおやま さりな)よ。」
「へ~。」
「漣さま同好会の一番上に立つものなの。」
「へ~。」
「だからアナタ、漣さまの妹の癖にほかの男を魅了しないでほしいのよ。」
「へ~。」
「みんなアナタを見ていて・・・漣さまが居るのに・・・

アナタのそばに漣さまがいるくせにっ!!」


































































































「本当に好きなんだ。漣兄のこと。」

















「「好き」ってさあ、よくわかんないけど、多分私より沙里菜さんのほうが「好き」は上だ。」

しんっと静まる教室。

でもなんとなく空気はあたたかかった。

「凛さん・・・」
「このさい告白・・・だっけ?しちゃえば??」
「え、だめよ!そんな・・・私・・・。」
「大丈夫。漣兄は沙里菜さんのこときっとスキだよ!」
「・・・・・・・・いいの。」

「私たちの役目は漣さまを見守ること。同好会のみんなを裏切ることはできないわ。」

「沙里菜さんて、やさしいんだね。」
「そう?いつも冷たいとか怖いとか言われるのだけれども・・・」
「それはその言った人がよく沙里菜さんをみてないからだよ!」
「・・・・・・・ありがとうね。」


うわ、やっべ、俺泣きそう!!!
青春だね、まったくw

しかし・・・沙里菜さんもすてきだなあ・・・ww
凛ちゃんとちがう・・・そう、フェロモンが違うのよ!

凛ちゃんと沙里菜さんはその後、親友になったらしい・・・(凛ちゃんの話では・・・)
この2人のツーショットは絵になる~~~~ww(←変態)



朝倉凛・・・・・・
唯一私の心をなだめてくれる人

ありがとう

「あなた」という存在があって・・・





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