2005年07月24日
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カテゴリ: こだわりの食材
そんなつもりはなかったのですが、買い物に行ったら「土用しじみ」と書いた

じみ(しじみ汁)といえば一般に春の季語で、「土用しじみ」は夏の季語だそ
うです。貝のおついは、いつ飲んでも滋養満点のはずですが、夏場に栄養をつ
けるために、特別に季語にもされたのでしょう。わが家では、あさりは赤味噌
で、はまぐりは澄ましでいただきますが、なぜかしじみは白味噌を使います。

しじみは割合砂を吐きやすいので、昼に買ってきて夕方まで、浅い水に浸けて
静かにしておくだけで、砂出しは充分です。最後にガラガラッと殻をこすり合
わせて洗ったら、人数分の水に貝を入れて水から沸かします。煮立ったら弱火

くしたくないので、量を減らして赤味噌で味を補い、ダシ代わりに昆布茶少々
を加えます。火を強め、煮立つか煮立たないかで火を止めてできあがりです。

はまぐりなどと違い、身をちびちび食べるのも、しじみならではですね。ひと
月前に紹介した「冷や汁」もいいですが(^_^;)、夏のしじみも、ぜひ! なお、
大阪には「夏のはまぐり」という言い回しがあって、ウインドーショッピング
ばかりの客にたまりかねた商店主が「ホンマ、夏のはまぐりや。見ぃくさって、
買いくさらん(身ぃ腐って、貝腐らん)」とボヤきます。幸い、しじみにそう
いう言い回しはありませんが、時節柄、くれぐれも新鮮な貝をお求めください。





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最終更新日  2005年07月25日 00時46分20秒
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