2020年03月13日
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江戸のいろはかるたに「ゐ:芋の煮えたもご存じない」というのがあります。
ここで言う「芋」とは里芋のこと。現代では「いも」と言うと、一般的にはさ
つまいもやじゃがいもを思い浮かべる人が多いかもしれません。里芋と言って
も、京都では頭芋が、大阪では小芋が、なじみがあります。それぞれ、正月の
白味噌雑煮 に使う芋がイメージされるのかもしれません。大阪では里芋と呼ぶ
よりも、比較的大きなものも指して「小芋」と言ってしまうのが一般的です。

そこで 小芋の煮いたん を作りました。最近、わたしは下処理は、毛だらけの皮
が付いたまま、皮の一部をそぎ取って、それをそのまま茹でてしまいます。あ

ればOK。頃合いを見て、茹でていた芋を水に取り、水の中で皮をむきます。
これがまた面白いようにツルッとむけるのです。汚れがあれば洗い流して、芋
は皿などに上げておきます。そのあと切って、味の付いた煮汁で煮付けます。

味はお好みですが、今回はかつおだしの素、しょうゆ、酒で調味しました。そ
れこそ「芋が煮えたかどうか」は、芋を見ていれば判ると思います。不安なら
竹串を刺してみて、すっと刺さればOKです。煮汁がなくなるまで煮れば、煮
っ転がしになるのでしょうが、今回は煮えたら火を切って、そのまま冷まし、
味を含ませました。小鉢に盛り分けて出すときには、黄色いゆずの皮をおろし
金でおろし、そのおろし金に付いたゆずを竹串でこそげて、振り掛けました。






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最終更新日  2020年03月13日 21時48分30秒
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