Q1:ギターの弦は毎回弛めた方がいいのでしょうか?
A1:私の場合は毎回弛めています。毎回といっても一日数回弾く場合は、その都度弛めるわけではなく一日単位でという意味です。
そして弛めるといっても、ダワンダワンに弛めきってしまうのではなくペグを半回転程度回す程度にしています。
実際のところ、何が良いのか?それはギターの製作環境・今現在の環境・状況によって異なってくると思います。新品なのか?何年くらい使用されているモノなのか?気候条件は?毎日弾くのか?何本も所有していてたまにしか弾かないのか?張ってる弦の太さは?
例えば新品であれば、接着が安定してないかもしれないので毎日弛める。使用されてて40年未満であれば毎日弛める必要はないが、40年以上のモノであれば老化現象が始まってるかも判らないので弛める。今までそのギターが弾かれていたのは温暖な所?寒い所?あまりに今の気候条件と異なる場合には順応するまで弛めておこう。ヘビーゲージはテンション強いから弛めなくては。等々
色々書きましたが楽器屋さんで試奏させて貰う時、必ず緩めてある弦を張りますよね、ってことは・・・。
Q2:弾かない時はハードケースに仕舞ったほうがいいの?
A2:私の場合、弾かない時は常にハードケースにしまっています。以前はチョッとくらいならと、ギタースタンドに立て掛けていたのですが最近何かとグラグラ地震がよく起こるものですから。
Q3:ギターの弦はどれくらいの期間で交換するの?
期間ってのは具体的には決めてません。と、いうより期間を目安にしている訳じゃなくて、「音」がコモッたり、伸びなくなったり要するに気に入らなくなった時に交換してます。もっとも人前で演奏する場合はその都度交換してすけど。
Q3:ハードケースの中には乾燥剤等を入れないとダメ?
A3:私が思うにハードケースの中より、実際に弾く空間の環境の方が大切だと思います。人間に例えるなら、夏クーラーの効いた部屋から外に出るとムンムンして不快な気分になるし、体にも良くないですよね。
ギターだっていくらハードケースの中が心地良くてもねぇ、それに乾燥剤の量だって下手するとひび割れの原因にもなるし。だからケースの中に気を使うより、弾く部屋、保管する部屋自体の空調とか、除湿、冬なら加湿なんかを考慮してやる方が肝心だと思います。そして、弾く貴方自信が不快感を感じない環境であったなら特に何もしなくて良いとも思いますよ。
Q4:ギタースタンドの恐怖?
A4:これは質問ではなく、上記のQ2に対する返事の中でギタースタンドって言葉を私自身が出したので老婆心ながら、使用上の注意書きって意味で書きます。
ギタースタンドのゴムの部分に直接、長時間(時には短時間でも)に渡りギターの塗装面が触れたままにしておくと・・・ラッカー塗装面がドロドロに!怖いですねぇ怖いですねぇ。
対策として、ギタースタンドのゴム部分にギターを拭くクロス、布を置き直接ギターの塗装面と触れないようにしてあげましょう。
Q5:タバコの臭いってギターにも付着する?
ヘビースモーカーの場合は確実に臭いがギターに染込みます。ギターの臭いを嗅げば前の所有者が吸っていたタバコの銘柄まで判ります!って、ウソ。
でも非喫煙者がヘビースモーカーの所有していたギターを手にすると、明らかにそれと判るのは事実です。なんでも弾いているとボディの中から臭いが立ち昇ってくるらしい。
海辺や山での演奏は楽器の為に良くないですか?
山の場合は春や秋であれば、夏であっても日光をさえぎる木立等があれば問題ないと思います。海の場合は季節を問わず良くない!特に夏は。経験上、全体が高温になり、汗と塩分を含んだ海風でベトベトになります。金属部は塩分に弱いですから弦も含めて錆び易くなる。今しかヒーローになるチャンスが無い!ギターより大事な女性を口説くんやぁ!ってとき以外は慎みましょう。