△待望の妊娠▽



待望の妊娠


市販の検査薬で妊娠判定をしたのが、周期30日目の朝。

通常の周期は28日か29日だったので、ちょうど生理予定日の頃だった。

その日は私の誕生日だったので、検査薬を使うのは“この日”と思っていた。

その周期に限って、風邪を引いたり体調を崩したりする事が多く
基礎体温は測っているものの、なんだか当てにならないな・・という感じだった。

それとは別に、今までにないだるさを感じ、滅多にしない昼寝をしたり
変な夢を見たりという事が続き、もしかして何か変化が起こったかな?と言う期待もあった。


早朝の妊娠判定は 見事『陽性』だった。 最高の誕生日プレゼントだと思った。

陽性反応が出て嬉しい気持ちでいっぱいだったけれども、まだ4wなので病院へ行っても早いと思い、受診の日を決め、それまで待つ事にした。

大好きなコーヒーをセーブし始め、もちろん禁酒、食事も気をつけ始めた。
葉酸を注文したり、息子にお腹をぶつけられない様に気を付けた。

重いものは持たない。といってもこの時息子は1歳11ヶ月。まだまだ抱っこが必要な頃。
どうしてもいろんな場面で無理が生じてくるのはやむを得ない。

それでも、これくらいは平気だよね・・・と、自分で判断して多少無理はしていたと思う。

息子には変わらず接してあげたかった。 

妊娠したからといって息子に我慢をさせたくは無かった。まだ、2歳にもならない息子。
妊娠週数が進むにつれ、やはり、徐々に色んなところで息子にも我慢させる事が出てくるのは仕方がない。
だから、出来るだけ、出来る時だけでも今まで通りのびのびやらせてあげようと思っていた。


産婦人科の受診は、息子の時同様、主人も一緒に行く事を希望したので、日曜日に行く事にした。

初診は6wに入ってから行きたかったけれど、お盆休みを除いて、日曜日を当てはめると
5w5dが初診の日曜日になった。


その日は、正確な妊娠判定をしてもらえる事、そして子宮内妊娠(正常妊娠)かわかる事を楽しみにしていた。

今回は、診察室に一緒に入らない主人も、半分しか理解していない(であろう)息子も
みんなで『赤ちゃん楽しみだね』って笑いながら病院へ向かった。



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