いろんな毎日

いろんな毎日

初めての流産 その後




うさぎ(ミニ) 初めての流産 その後 うさぎ(ミニ)




出血してそのまま流産してしまったのが金曜日だったので、土日は2人で過ごしました。

1人になるのが嫌で、夜になるのが嫌で、電気を付けたままずっと起きていました。


なんで?どうして?なんで私達がこんな目に遭うの?なんで?どうして?


涙が枯れてもトイレに行けば、真っ赤になったトイレを思い出して動けなくなってしまいました。


友達や会社の人にも連絡しなくちゃ。子供のいる友達が貸してくれた本ももう返さなくちゃ。

だけど自分では顔を見せることができずに、旦那さんに返しに行ってもらいました。

今思えば彼にも申し訳ないことをしました。彼だってすごく辛かったのに。


週末が終わり、昼間は1人になりました。仕事は事情を連絡して休ませてもらいました。

1人でいるのは嫌なくせに、仲の良い人や親など近い人とは連絡を取ることができず

結局、妊娠して辞めた職場の先輩に思い切って電話をかけました。

忘れたい、聞かれたくない話なのに、誰かに聞いてもらいたかったんです。


先輩は突然の電話にもかかわらず自分の話もしてくれました。彼女も流産経験があるというのです。

不謹慎かもしれないけど、とてもとても励まされました。

この時の私は、もう何をどうしていいのかわからない状態だったのだけど

流産経験のある人がまた妊娠している、どんな言葉よりも励まされたような気がしました。


自分の中で何がどう収まったのか上手く言い表せないのですが、

早く動き出さなくちゃ、という気持ちになり、次の日ピアスをあけに街へ出かけました。

既に両耳に1つずつあいているのですが、もう1つ新しくあけることにしました。

ずっと以前から子供が生まれたら記念にピアスを1つあけようと思っていたんです。

(実際の産後を体験してみると、体調的にも難しいことがわかって産後は断念しましたが)

初めての妊娠では超音波写真に写ることもなく逝ってしまった赤ちゃん。

何の形跡も証拠も残っていないから、何かの形で残しておきたかったんです。


形成外科で購入したファーストピアスは、1ヶ月くらいしたら他の物に変えるつもりでしたが

不思議なことに固くて外れません。クルクル回るのに外れないので今もそのままです。





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