黄金の羅針盤(ライラの冒険)



「ライラの冒険/黄金の羅針盤」、
3/1に、映画が公開されましたね。

「映画 ライラの冒険/黄金の羅針盤(公式サイト)」


映画のストーリーブック


原作は、「指輪物語」・「ハリー・ポッター」を超える作品、
と評されているそうです。
(私は、個人的には、ハリー・ポッターの方が好きかも。。。)

ハリー・ポッターは、魔法学校を中心にした、魔法の世界ですが、
ライラの方は、魔法の要素に加えて、
科学や宇宙(パラレルワールド)への広がりがあります。


「ライラの冒険」の
第一作「黄金の羅針盤」の舞台は、
私たちの住む世界とは、少し異なるパラレルワールド。

人間はみんな、守護精霊(妖精のような存在)を連れていて、
魔女たちや、よろいクマなども生きている。

事故死した伯爵夫妻の遺児、
11歳のライラは、オックスフォードのジョーダン学寮で、
学者たちと暮らす、活発な少女。

おじである、探検家のアスリエル卿が、
時々、ライラの元を訪れる。

ある日、彼女の後見役である学寮長が、
おじのアスリエル卿を毒殺?しようとするのを目撃する。

巷では、子供の行方不明事件が相次ぎ、
ライラの友達ロジャーも、さらわれてしまう。

ライラは、アスリエル卿が学寮長に託した、
真実を指し示す、”真理計(羅針盤)”を手に、
裕福な、美貌の未亡人コールター夫人に引き取られる。

コールター夫人の元を抜け出した、ライラは、
ジブシャン族の船に乗り、よろいグマ・気球乗りたちと共に、
ロジャーら子供たちを救出の旅へ。

やがて、ライラの出生の秘密が、明かされ。。。


ライラは、世界の未来を担う、運命の子供なのですが、
ライラ自身は、その役割を知らないまま、
任務を担うことに。

そして、結果として、裏切らなければいけない運命。

誰が、敵か味方か、悪か善か、
一概に、割り切れない感じです。
それぞれ、ある役割があるというか。

第一作が終わった時点で、
第二作への幕が開く感じなので、
第三作まで読んでいかないと、
物語の全体像が分かりません。


ナルニア国物語と似ている部分もありますが、
ナルニア国物語が、
キリスト教の宗教世界や天国を具現しているのに対して、
ライラの冒険の方には、
科学(学問)と教会(宗教)の対立のような構図があります。


映画の紹介を見たのですが、
原作ではなかなか理解できなかった部分が、
映画では、鮮明に表現されているので、
より理解できるような気がします。


美貌のコールター夫人を、
ニコール・キッドマンが演じるのも、楽しみです。


第一作 黄金の羅針盤(ライラの冒険)
※パラレルワールドが舞台


第二作 神秘の短剣(ライラの冒険)
※私たちの住む世界が舞台
 ライラは、オーロラを抜けて、別世界へ


第三作(完結編) 琥珀の望遠鏡(ライラの冒険)
※各世界間を移動
 人類の未来を左右する「ライラの力」を巡って、
 人間界・魔女界が入り乱れ、
 アスリエル卿と「教会の権力」の大きな戦いが。。。




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