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最果ての世界
戦場の舞姫。
幼い顔立ちをした少年。その顔には、戦場で付けたらしい小さな傷もありました。
「こんな時間に、何かご用?」
エマは、優しくも厳しくもない口調で尋ねました。
「あの…、僕、ウーリィと言います。さっきの、歌と舞、素晴らしかったです。」
つっかえながらもウーリィは、名前と舞の感想を告げました。
「何?もしかして、それだけ言いに来た訳?」
トトが、少し不機嫌そうに言いました。
飛ぶのに疲れたのか、トトはエマの肩に座っていました。
「ね、猫が喋った…?」
ウーリィは驚いたように、トトを見上げました。
「僕が喋っちゃいけないの?君らだって、喋るじゃないか!」
怒ったように、トトは毛を逆立てました。
「トト、怒らないの。それと、ウーリィくんだったかしら。」
トトを宥めるように、エマは声をかけました。
「猫なんて言わないでくれる?この子には、トトという名前があるの。」
そして、ウーリィを叱るように少し厳しい口調で続けました。
「ごめんなさい。ちょっと、ビックリしてしまったので。」
ウーリィは素直に謝りました。そして、トトにも謝りました。
「まぁ、別に解ってくれたらいいんだけど。」
トトも、エマに撫でられて機嫌を直したように喉を鳴らしました。
「それで、何を聞きに来たの?」
エマは、そんなトトに笑顔を向けながらウーリィに聞きました。
「あ。あの、エマさんはたくさんの国を旅して来たって本当ですか?」
ウーリィは、なんだか、そわそわしながら尋ねました。
「ええ、いくつもの国を見てきたわ。」
「じゃあ、あの、ソライって国に行ったこと、ありませんか?」
ウーリィの質問に、エマは少し考えました。
「どうかしら。行ったかも知れないし、行ってないかも知れないわ。」
ウーリィはその答えに少しがっかりしたようでした。
「たくさん行き過ぎて覚えていないのよ。」
エマは少し申し訳なさそうに、続けました。
「そのソライという国が、どうかしたの?」
ウーリィが少し可哀想になり、エマは尋ねました。
「ソライは、僕の故郷なんです。」
ウーリィは懐かしい光景を思い出すように呟きました。
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