ハル★ルンの部屋

No.33 「 御霊に導かれて 」


★Short Message No.33★

「 御霊に導かれて 」




だれでも、りっぱでもない自分を何かりっぱでもあるかのように思うなら、自分を欺いているのです。
おのおの自分の行いをよく調べてみなさい。そうすれば、誇れると思ったことも、ただ自分だけの誇りで、
ほかの人に対して誇れることではないでしょう。

     (ガラテヤ人の手紙 6章3~4節)          



今日は、「誇ること」について考えてみましょう。「あなたは、今までに誇ったことがありますか。」 と聞かれれば、誰でも「はい、あります。」と答えざるを得ないでしょう。誰の心にも、「誇りたい、いばりたい、 人より勝りたい、人の上に立ちたい、人には負けたくない」という感情が、子供のときから芽生え、大人になって もあるものです。こうした感情は、あるときは競争心を励まし、困難な問題を乗り切る力になることもあります。 しかし、多くの場合、「誇る気持ち」は人を優越感に浸らせます。それによって、他人への配慮が欠け、 状況の的確な判断ができなくなるのです。それだけでなく、聞いている人々を不愉快にする場合が多く あるでしょう。

聖書は、誇りの最大の欠点を 「りっぱでもない自分を何かりっぱでもあるかのように思う」 と指摘します。つまり、「勘違いしている」のです。自分で自分に勘違いしていながら、当の本人は、 勘違いしていることにも気づかないし、かえって得意になっているものです。それが「自分を欺いている」ことなのです。 こんなことはよくあることだし、見かけることです。気づかないのは本人ばかりで、周りの人はちゃんとわかっているから、 よけいコッケイなのです。私の青春時代の失敗は、たいていこのような誇りによるものでした。

すると、 まず、自分を正しく理解し、評価することから始めなければなりません。それも、他の人と比較して優劣を決め 込んでは、またお門違いになってしまいますから、神様の前における自分を客観的に認識し、正しく 自己評価してみるのです。 ( 次号へ続く )


BBN聖書牧師 高見憲次
E-Voice  Vol. 95 2006年 3月 9日 掲載

 ◎「祈りの泉」は、毎日午前・午後12時から約10分間放送していますが、再放送番組にもなりました。
BBNのHP 左側、再放送「祈りの泉」 をクリックして、いつでも、何回でもお楽しみください。

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