ゆとり教育の見直しがなされていますが、
先生たちには、逆に、ゆとりこそが必要だと、科学寅さんは主張します。
批判されるべき先生も確かにいますが、
大多数の先生は、世間の想像以上に頑張っています。
毎朝6時半には家を出て、帰宅は夜の9時近くという先生方がたくさん居ます。
補習、生徒指導、教材研究、そして部活など、先生は本当に多忙です。
しかも、企業では考えられないようなアナログな環境です。
例えば、パソコンがないので個人持ちです。
教科指導以外の事務処理がたくさんあります。
同じ公務員でも役所などの一般公務員と教育公務員とでは全く違います。
だいたい、役人のような態度や言動をしたら、すぐに問題になってしまいます。
科学寅さんにとっての活動の生命線は、自主研究の時間です。
図書館に行き、イベントに行き、実験に明け暮れます。
教える仕事というものは、その何倍も学習する必要があるのです。
良い教師を育てたければ、自由時間を与えなければなりません。
これを、遊びに使うんじゃないか、なあんて、疑いの目で見る世間が嘆かわしいのです。
遊んだっていいじゃないですか?
今こそ、先生も人間に帰るべきです。
遊びを知らない先生こそ、問題だと、指摘されてるじゃないですか。
それに、先生方の研修は、ほとんど自由の無い強制研修です。
押しつけです。
「勉強しろ」と言われてやる気が出なくなるのは、
子どもも大人も同じです。
研修は、すべて、自主研修にすべきです。
世界では、ほとんどがそうです。
そもそも教師が、自主的に学問する姿勢が無かったら、
子どもに学問の楽しさを教えられるわけがないじゃないですか。
日本の企業の復活は、厳しいリストラの成果ですが、
教育界のリストラは、先生に、さらにプラス何をさせるか、ではなく
何をさせないか、という引き算の発想が必要です。
まず、中学教師の部活の指導は、やめさせるべきです。
授業に専念させるべきです。
教師は、生徒の小間使いではありません。
ちょっと方向転換してしまいました。
でも、先生に注文つけるよりも、先に重要なことに気づいちゃったのです。
PR
Freepage List
Category
Comments