「私の内部世界」と言うと、誤解しやすいのが、
オタクの世界です。
小さな世界に閉じこもって、外部とのつながりを遮断します。
これは、自分の世界を大切にしているようですが、
フーテンの科学寅さんの言う、「私がいるから世界がある」とは
まるっきり逆の方向です。
外部とつながりを断つ、というのは、
それこそ「外部」を意識しています。
内と外をつくっています。
だから、これは世界の中の小さな自分なのです。
そうじゃなくて、すべてが、あらゆるものすべて一切が自分の中だと
気づいて欲しいのです。
普通、自分の家庭は「ウチ」 その他は「ソト」と分けますね。
ちょっと意識が広がると自分の学校を「ウチ」と考えます。
もっと広がると、日本を「ウチ」と考えたりします。
しかし、どれもこれも、境目があります。
本当は、境は無いのです。
意識できてる範囲がすべて「ウチ」であり、自分なのです。
人間は赤ん坊のときから、少しずつ、自分の世界を広げてきました。
より、広く、そしてより深い、豊かな世界を創ることが、方向性なのです。
同じ地球、そして同じ平成の世の中に住んでいても、
それぞれの世界は、全くと言ってよいほど違います。
暗い世界もあれば、明るい世界もあるのです。
すべて、意識できるものすべてを、まず受け入れることです。
受け入れないというのは、外部世界を創ってることです。
どんなにイヤなことも、自分の内部世界で起きていることです。
それ以外ありえないのです。
そのことを、はっきり意識してごらん?
自分で気づいているのに、拒絶するのは、
自分の内部、いわば、自分の手足を自分と認めないのと同じで、
一種の精神異常です。
少なくとも、不健康な精神状態なのです。
健康な精神は、包容力のある精神だと言えるのです。
何でも、すべて包み込んでしまうのです。
そして、包み込める人のことを「強い人」と言うのです。
外面的にいくら強がっていても、
壁をつくっている人は、弱い人です。
たとえ、小学生の女の子でも、何でも自分の中に受け入れて
ニコニコしている子は、世界で最も強い人なのです。
地球どころか、宇宙丸ごと、すっぽり包み込む自分を意識してみましょう。
当然、学校なんて、丸ごとストンと小さくなって、「私」の中に入ります。
校長先生も、部活の先生・先輩も、私の中でしか生きていけないのです。
だったら、そういうちっちゃな先生たちや、いやな先輩をイジメてみます?
ちょっと待った!
イヤな人たちも、君の中、いや、君そのものなんだよ。
だから、イジメなんて、自分を自分をいじめることなんだ。
これって、一種の精神異常、マゾみたいなものだね。
ぼくたちにできるのは、イヤな人のいる「私の世界」を
ステキなものに創り変えることなんだ
ステキな世界を創る主人公は、当然、
この世界のご主人様、「君」しかいないんだよ。
きっとできる。
イヤな思い出も、突然、イイ思い出に変わってることがあるだろう?
不思議なことに、君の世界は、どのようにでも創り変えられるんだ。
そこが、創造の世界であるこの宇宙の面白さ、ステキさのポイントなんだ。
毎日、毎時間、ドンドン、素敵な世界にしていく。
豊かな世界を創っていくんだ。
そして、創造力が発揮できるのは、
このような「健康な」精神のときに、自然にドンドン出てくるんだ。
次は、君の中の無限の創造性について、考えてみよう。
「緒絶橋のひみつ」 総合学習 研究発表(古一小 4年生)
PR
Freepage List
Category
Comments