白黒の図形をみるとき、どちらを地と見るかによって、
絵がまったく違った意味をもって見えてきます。
寅さんは、オカルトや奇跡を基本的には、嫌っています。
ほとんどの場合、インチキだからです。
善意であろうが、悪意であろうが。
しかし、どう見ても、真摯に科学的態度で研究された成果を認めないわけにはいきません。
ここ何十年の間、世界中の一流の科学者が
すぐれた実験をおこなった結果
近代の生物学や物理学の常識に反する研究成果をあげています。
それによると、
私たちの身体は、化学反応ではなく、
エネルギーの集合体であり、
それも、エネルギー・フィールド
-----ほかのあらゆる存在と結びついた「場」-----
の中に浮かんでいるのです。
そして、この私たちが認識するモノの周りのフィールドこそ
私たちのからだと意識、そして私たちの存在の中心的動力源だったのです。
私たちは、宇宙としっかり結びついており、
「自己」と「非自己」の区別も存在していないのです。
あるのは、ひとつのエネルギー・フィールドだけ。
私たちは、この無尽蔵のエネルギーの海との間で、
常に情報交換をし続けている
量子エネルギーのかたまりなのです。
生き物は弱い放射線を出していて、
これが生命の一番重要ポイントだったのです。
物質世界の法則から、壁で仕切られていた「生命」や「心」も
量子プロセスに従い、量子情報と関係していました。
人間に知覚が生まれるのは、
脳の原子内粒子と量子エネルギーの海とが、
相互作用を起こした結果でした。
私たちは、私たちをとりまく宇宙と共鳴して、存在しているのです。
新しいパラダイムが、正統の位置を占めるには、どんな場合でも時間がかかります。
原子論だって、つい150年位前まで、仮説にすぎなかったのですから。
とにかく、こう考えたほうが良さそうです。
「私」の本質は、小さな身体にあるんじゃなく、
白黒を反転させて、すべてのものを支えている場にあると。
そこで、当然、人はその環境とは一体であって、切り離せず、
また、すべてに生き物の意識は分離独立した実体ではない、と。
ということは、「私」の意識には、
他人を癒したり、世界を癒したり、
さらには、こうあって欲しいという姿に変える、という
ハリーポッターもびっくりの、信じられない力がある、と。
そう言えば、昨日書いた、合気道の植芝名人の言葉に
-----敵が「宇宙そのものである私」と争うとすることは、
宇宙の調和を破ろうとすることだ。
すなわち、私と争おうという気持ちをおこした瞬間に、
敵はすでに敗れているのだ。
そこには、技の速い、おそい、という時間の長さが、ぜんぜん存在しないのである。----
---勝つとは、おのれの心の中の、「争う心」にうち克つことである。
それに克って、もって、あたえられたおのが使命をなしとげることである。---
----合気道は無抵抗主義である。
無抵抗であるがゆえに、はじめから勝っているのだ、邪気ある人間、争う心のある人間は、はじめから負けているのである。-----
とっても通じるような気がします。
おっと、これもイイ。同じく名人のお言葉です。
---神の心とは、愛である。愛は争わない。愛には敵がない。---
どうでしょう。
究極の強い人とは、神の愛と一体になっている人だというんですね。
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