以前、寅さんは、学校へ行くと、肩が凝って仕方がなかった。
アタマも痛くなった。
なぜか?
真面目に、子どもたちのためになることをしなければ、
と使命感に燃えていたからだ。
じゃ、今は、真面目でないのか?
そうだ!!
特に、特殊学級に来てからは。
こう導こうというのではなく、
寅さん自身の先入観を取ること、壊すことに懸命です。
常識という情報エネルギーの渦巻き。
これが、学校には、いっぱいです。
その渦巻きに身を任せさせることを、「教育」と言っています。
寅さんの仕事は、これを一つずつ、消去。デリートしています。
そうしないと、生徒の本当の素晴らしさが見えません。
彼らが本当に幸せになる道も、見えません。
教職員に対しての、渦巻きもいっぱい。
それに巻き込まれるから、先生は疲れます。
どの先生も、疲れています。
渦に巻き込まれない方法って、あるの?
あると思います。
要は、大切だと思わなければいいのです。
この世には、大切なことって、そうそうないのですから。
しかし、この渦巻きこそ、自分だ、と思いこんでいる人もいます。
可哀想な人です。
渦巻きに敵対するのも、巻き込まれる道です。
気にしなければいいのです。
存在を認めないのです。
学校って、総力を挙げて、人の視界を暗くしているのかな?
よっぽどのバカじゃないと、渦巻きに巻き込まれないで生きていけません。
会社でだって、そうです。
人生そのものが、そうです。
学校って、大したところじゃないって、気づいた先生が
いい教育をします。
受験勉強なんて、アホみたいなものだ、と気づいた受験生が
素敵な受験勉強をします。
会社って、バカだなあって気づいた社員が、
会社を救います。
世の中の、「これができれば立派だ。」「こうすればエライ。」という基準は、
99%疑わしい。
少なくとも、自分の素晴らしさを覆い隠して、見えなくしてしまうもの。
これは、すべて偽りの蜃気楼だ。
人類を陥れるためのワナだ。
神様が仕掛けた、人生ゲームの、ドツボだ。
教師の仕事は、生徒のもっているお宝に
気づかせてあげること、これしかない。
そのためには、まず教師が自分の素晴らしさに気づくこと。
これができてない人の下で、子どもは幸せにはなれない。
食育から、教育を見ると 2008.06.01 コメント(4)
学校は未熟者の修行の場 2007.12.07 コメント(6)
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