詰め込み教育は、ほとんどの人が、良くないと思っています。
大人も子どもも。
なのに、なぜ、この手の教育が今も幅を利かせているのでしょう?
それは、詰め込みの方が、大人が楽だからです。
プリント学習はもちろんのこと。
先生が知っていることを、いっぱい話しているときでさえ、
大人の脳みそは、怠慢状態なのです。
なぜ、そう言えるのか?
自分の貴重な知識や、経験を話してやることは、
とっても素晴らしいことじゃないでしょうか?
実は、このとき、話す方の脳みそは、快楽状態なのです。
気持ちいいんです。
このブログだって、そうですよね。
一方的に書くことは、気持ちいいんです。
これで、教育という仕事をした気になってしまう。
ここに落とし穴があります。
反対にコミュニケーションを主体にした教育をすると
大人の頭は、激しく揺れ動かされます。
自分の進みたい方向をねじ曲げられます。
苦労が絶えません。
常に、洞察力が必要です。
サッカーで、いつでもキラーパスが出せるように
流れの予測をいつもしていなければなりません。
どちらが脳みそを使っているでしょう。
そう、圧倒的に、コミュニケーションによる教育です。
コミュニケーションは、まず、大人の脳を活性化するんです。
詰め込みは、大人の土俵で相撲をとらせているのです。
しかし、効果的な教育は、子どもの土俵で、相撲をとることです。
子ども自身の世界に入り込まなくては。
子ども自身が気づいていく、子どもの自己啓発になりません。
人間の脳は、押しつけが大嫌いです。
そして、押しつけられることに慣れると、
恐ろしいことに、能動的な行動ができなくなります。
受け身の人生になってしまうのです。
教育とは、何て非人間的なんでしょう。
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