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2006年04月05日

ノスタルジックになっちゃうんですぅー

3月の終わりの週
ペット用品の展示会へ

その夜は、
80年の歴史があるという、

新装なった丸の内ホテルに
お世話になりました

　夕方5時半、
　京浜東北線

　ビル群や町並みに

　なぜか、ノスタルジーを
　おぼえる自分に、気づきました

　お店を始めてから、
　たまに、来る、東京で

　フッ、とよぎるこの感覚が、
　旅人っぽくて、楽しんでさえいたんです

　でも、今日、分かりました
　ノスタルジックになる、所以が

　　　　青春の残像

　　　　　　なのだと、おもいます

　ライブハウスを探して、友人とウロウロ

　やっと、探し当てた「まんだら」
　ドアを四分の一開けただけで

　後ずさりしてしまった、夏

　異次元（のように感じてしまった）でした

　30年ほど前のお話です

　　　　　　　　　　長細い、お店の奥には
　　　　　　　　　　昨年なくなられた
　　　　　　　　　　高田渡さんが
　　　　　　　　　　いたようでした

　もうひとつ、想い出があります

　高校卒業を控えた３月初め
　はじめての東京行き一人旅

　その出発の
　前の晩から、

　某女子高３人と、某男子校4人の
　卒業コンパ☆

　会場は
　同級生の親が経営する幼稚園の教室

　いま、思い出しても、一晩何してたんだろう
　ってくらい、お行儀のいい、未成年たちでした

　その早朝、みんなに
　見送られて、田舎駅からの東京行きでした

　そんなふうに、
　東京になびいていた頃
　自分は、いっぱしの器になれる
　才能が、花開く　　　　　　　・・どこに、才能があんのヨ (-_-#　
　東京が、自分を、かっこよく、してくれる
　という虚像を抱くのでした

　自分が何者なのか
　何者になるのか

　なれるのか
　そして、なりたいのか

　でも、何も、考えていなかった
　ようにも思います。それは、、、

　なりたいように、なれると
　ばかりおもっていた

　つんのめるような
　思い入れの、一人歩き

　　　それが、東京に託した‘青春’

　　　そして、東京に残してきた‘青春’

　　　そのまま、東京に置き忘れてしまった‘青春’
　　　　　　・
　　　　　　・
　　　　　　・

　そして、
　晩い年になってから

　あらためて東京での生活を
　6年送りましたが

　東西線の満員電車に
　心身が細るようになってしまっていました

　　　　　　　　あ！そう、そう
　　　　　　　　井上陽水「満員電車」という曲を
　　　　　　　　以前、ハコで歌っていたことがありました

　　　　　　　　サビの部分しか思い出せませんが
　　　　　　　　アンドレ・カンドレ（井上陽水の最初の芸名）
　　　　　　　　となって、福岡から東京に移り住んだ
　　　　　　　　当初の曲なのかも！？

　いま、ハバナデーの店主として
　充実した毎日を送れているからこそ

　“ノスタルジー”なのだと
　思います

　でも、過去の淡雪となってしまった思い出が
　心の奥底でエネルギーともなって

　いまの、自分をつくってくれたんだと
　思っています

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