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2009年04月25日

きょうは日本中、雨ですね

このブログをおよみくださっているかたも多いことと存じます

そこでこんな話をみなさまで考えていただければと

書いてみました

さいしょにお便りから

　　『はじめまして！きょう調べものをしていて
　　こちらのブログにたどりつき読んでいると
　　とっても優しい温かい気持ちになれました

　　アドバイスをもらえればと思いまして、、、

　　去勢についてです
　　さいきん4ヶ月のシーズー（男の子）のハレルと暮らしはじめました
　　去勢により特定の病気の予防になることや
　　ストレスの改善などメリットがあるのは理解しております

　　頭ではわかるのですが
　　わんぱくでいたずらをしては家族を圧倒する
　　そんな元気いっぱいのハレルを目の当たりにすると
　　ハレルはどう感じるだろう？

　　人間のかってな理由で健康なからだにメスを入れるのは可哀想
　　自然に反するのではと疑問がわいてきます

　　たくさんのメールが毎日届いている中で
　　わたくしのメールがお目に留まれば幸いです』

　　ハレルさま

　　はじめまして
　　ハバナデーにお問合せたまわりまして、ありがとうございます

　　みなさまに共通にお持ちのこととおもいます
　　そこで、およろしければ
　　頂戴しました文面をブログに掲載させていただきまして
　　そこでお答え申し上げたいと存じます

　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　・
　　犬や猫は、じぶんでごはんを選べませんし
　　人間の環境のなかで住むのでケアも思うようにできないこともあります

　　すべては飼い主の思慮がペットの健康を左右します
　　飼い主はまさに命を預かっています

　　このことを大命題に
　　話をすすめさせていただこうと思います

　　　　手術を受けさせる、ということ自体
　　　　新米飼い主さんはご存知ないばあいもあります

　　　　高齢になってから重い病を背負うより
　　　　早いうちに施術することで
　　　　発症率がグゥーンとさがりますので

　　　　犬の負担を考えた時
　　　　早くに施術されることをおすすめしています

　　　　しかし体にメスをいれたくないと思うのも
　　　　飼い主さんの思慮

　　　　そのかわり腫瘍など発症したら
　　　　それは年齢がゆえに迎える自然の病とおもい
　　　　手厚く看病する‘決め’をお持ちのかたもいらっしゃることと思います

　　　　どちらがいいかは、飼い主さんとそのペットとが
　　　　信頼から決めたことだと思いますので

　　　　ハバナデーは
　　　　ペットのQOLと自尊心を考えてくださる飼い主さんであれば
　　　　施術の有無は、問わなくとも良いとおもいます

　　　　反面、手術を受けさせるにあたっては
　　　　動物の負担を飼い主として知っておく必要はあると思います

　　　　全身麻酔のたいへんさと危険度（千例にひとつ、失命する）
　　　　過去ログ（ 1月29日付け）

　　　　たとえば、ハバナデーでお世話させていただいたはるちゃんに
　　　　つい先日手術をうけさせたFさまの心情です

　　　　　（写真：幼犬の頃ですが）

　　　　「はるの一歳のお誕生日前に、避妊手術をと考えてました
　　　　が！はるの為とはいえ、かわいそうで…まだ行ってません」

　　　　メス犬への施術には女性としても
　　　　心がいたむこともおありなのだと思います

　　　　しかしまた
　　　　後悔の念をお聞きしたこともございました

　　　　「乳腺腫瘍がだんだんひどくなって・・」
　　　　愛犬のつらさに身を切られるおもいと云われる方も
　　　　いらっしゃいました

　　　　このようにヒューマン・アニマル・ボンド（人と動物とが
　　　　互いに必要とし合うことで生まれる効果・関係）として

　　　　長く生活をともにしてきた‘家族’が
　　　　病気になって全身麻酔をしてメスを入れられることに

　　　　「なぜ、あのとき、早くしてあげなかったのだろう」
　　　　と自分をせめたり悔やんだりする思いも抱いてしまうようです

　　　　もし施術されないと心に決められ
　　　　運悪く発症してしまった場合

　　　　あくまでそれぞれの飼い主が、その愛犬の症状を診た獣医師から
　　　　治療計画や対処をきいた上で冷静に判断すればよいと思います

　　　　ご意見やご感想がございましたら
　　　　ぜひコメントをおよせくださいませ