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2016年03月15日

おすわりの仕方やおもちゃの遊び方なども知らなかった

カテゴリ：ペットショップの仕事

シェルターを訪れ一目で「彼だ！」と直感した

だがその犬は、過去に2度引き取られ
2度見捨てられた経験があり
人と暮らしたことがあるにもかかわらず
おもちゃの遊び方やおすわり、散歩の仕方すら知らなかった

2016.3.15-6.jpg

それでも家族の意志は変わらなかった
散歩もままならない犬のアンソニーを丸ごと受け入れ
家族にすることを決意しその後10年愛情を注ぎ続けている

アンソニーは賢くて思いやりがある..
そう語る家族の想いが添えられた写真には
時間をかけ少しづつ絆を深めてきた歴史が収められている

2016.3.15-1.jpg

家族が尻尾が半分しかない雑種のアンソニーと
出会ったとき彼は5歳ぐらいだったという
正確な年齢も誕生日も不明なままなのだ。

アンソニーが最初の家族と過ごした期間はおよそ1年
その後捨て犬としてシェルターにたどり着いた

2番目の家族とはたった2ヶ月
外でうろついてるところをシェルターのスタッフが発見した
その家族はアンソニーが戻るのを嫌がった

2016.3.15-5.jpg

シェルターにいる犬の多くは問題を抱えている
でもそれは彼らのせいではなく、かつての家族に責任がある

アンソニーはおすわりの仕方や
おもちゃの遊び方など基本的なことも知らなかった

散歩を教えるのは特に難しかった
他の犬に攻撃的で、一人で走り出そうとしたため
安全に散歩するまで5年かかった

2016.3.15-2.jpg

家族がアンソニーを見たときすぐに家族になることがわかった
シェルターにいる大人の犬のほとんどがそうであるように
彼も問題を抱えていた

2016.3.15-1.jpg

彼が家にきた時
彼は犬として学ぶ基本的をまるで知らなかった

けれどアンソニーは女性と子どもには優しく
時には子犬にも非常に優しく接し
泣いている人をよく慰めてくれる

なかなか直せない部分はあるものの
基本的には賢くて教えやすい犬だという

彼は尻尾が半分しかないけれど
3番目の飼い主である家族にとっては世界で最高に美しい犬
現在15歳になったアンソニーを深く愛する家族がいる

2016.3.15-3.jpg