ドイツの歴史哲学者カール・ヤスパースはその著書「歴史の起源とその目標」において、紀元前五世紀前後を、人類の「枢軸時代」と定義した。 この時期、ギリシア、イスラエル、インド、中国に、現代の我々の文明につながる普遍性を持つ思想家がほぼ同時に出現したからである。 彼らの思想は、紀元前のものではあるが、現代の我々から見ても驚くほど刺激と示唆に満ち、またいかに我々が彼らのたどった筋道を追っているか、思い知らされる。
ピタゴラス ソクラテス プラトン これから出る本 生成文法の企て 江戸文明の真価を問う