蚤とダイエット

蚤とダイエット

2008.09.15
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カテゴリ: 食育について
アメリカ側は小麦の売り込みに関しては、表向きは民間団体である
「オレゴン小麦栽培者連盟」の事業として展開し、アメリカ政府は
表に出なかったんですね。
しかし実際はアメリカ政府が日本に直接農産物の売り込み活動を
していることにはかわりはない。
これに対して日本の農林省が難色を示したんだそうですね。
そこで日本でも外郭団体(社団法人)を作って、アメリカ側の
「オレゴン小麦栽培者連盟」と民間同士で契約を結ぶ、
ということにしたわけです。そこで立ち上げられたのが


こうして両政府とも表には出ないで、
民間団体同士が自由意志で契約を結んだ
という形をとったのですね。

それでは、財団法人  日本食生活協会のHPから、
キッチンカーによる巡回指導の模様を見てみましょう。

> 栄養のバランスのとれた食生活のあり方を国民全般に普及するため、
> 機動的な講習会ができるよう調理台を備えたこの車は、
> 一般には「キッチンカー」の愛称で呼ばれるようになり、
> 次々と都道府県に2~3ヶ月宛バトンタッチされ、あらゆる町々、
> 村々を巡回して人気を呼び、新聞、ラジオ、テレビ等
> こぞってこれをとりあげ、その巡回を待ちわびるようになりました。



> 栄養指導車の巡回事業が終了したのちも、各都道府県より栄養指導車で
> 使用する教材を、日本食生活協会で作成、配布の要望がおこり、
> これに応えて「ゆたかな食生活への道」を引き続き、配布することにしました。

日本食生活協会では、このキャンペーンが日本の食生活改善に
大いに貢献したかのように記述しています。

築いてしまったことは否めないでしょう。
そのことにはほとんどの日本人が気付いていないのです。

栄養指導車による巡回指導
http://www.shokuseikatsu.or.jp/about/abt_03.html

栄養指導者(キッチンカー)による指導は誰が行ったか?
それは保健所の栄養士、保健婦だったそうです。
ではどんな料理を実演していたのでしょうか?

またまた【参考文献】からの引用です。(太字がそれ)


小麦粉、脱脂粉乳、油、蛋白源としては肉類等の缶詰食品、
ソーセージ、鯨肉、卵、乳製品等などで、副食の材料が
戦前に比べて大幅に増えたのが特徴である。まさにそれまでの
食生活のスタイルとは様変わりである。キッチンカーに集まり
料理講習を受けた主婦達は、そういう献立こそ近代的で望ましい
食生活だという話を聞き、家庭でも作るようになっていったのである。
調味料も洋食料理に合わせてソース、マヨネーズ、ケチャップ、
ホワイトソース、ドレッシング、油脂類、香辛料、化学調味料など、
戦前までそれほど利用されていなかった調味料が急に使われだした。


【参考文献】
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活

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Last updated  2008.09.15 10:45:05
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